二次創作小説(紙ほか)

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恋愛小説🍎
日時: 2025/03/18 22:08
名前: 花粉症の夢みがちなキティちゃん (ID: 6OCatfeS)

(深夜テンション、初心者です)
生暖かい目で見守って下さい!

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…♪……♪♪
遠くからアラームの音が聞こえる。
「朝だ」と私は思う。

三月のよく晴れた朝。
雀が五月蝿いくらいによく鳴いている。

まだ、微妙に上りきっていない太陽が
まるで絵画のように美しく見える。

今では、着慣れた制服に今日も袖を通す。
朝ごはんは食パン1枚。

今日もギリギリで家を出る。
走りながら信号を渡り、見慣れた顔に手を振る。「あおいー!!」

彼女がこちらを見る。

葵は同い年で違うクラス。小学校からの友達。
見るからに呆れた様な表情で、私と時計を交互に見ながら「昨日より2分遅かったね」と笑いながら言う。
愛想笑いか、面白がっているのか、全くわからない。

とりあえず雑談しながらも学校に向かった。
お互いの教室に入り「ばいばい」と言う。

教室は暗く、女子は私含めて4人男子は5.6人くらい。私はいつもの様に3人と雑談しながら課題を進める。家庭学習だ。「本当は、家でやらなければいけないけどねー」なんて言われたり言いながら進める。

『ガラガラ…』そんなような教室のドアを開ける音が聞こえた。

私はドアの方を見て、「あ、彼だ。」と思う。彼の名前は山田、私が気になっている人でもある。

好きなのかはわからない。
ただ、すれ違うたびに緊張したり、意識したりしたりしてしまうのだ。

山田とは入学初期、隣の席だったから仲良くなって。よく、「ねぇ!やめてよ!牛乳吹き出すじゃん!」なんて笑いながら馬鹿な会話をするほどの仲だった。今思えば『ざまぁ味噌カツ定食』なんかでよくあんなに笑えたな。なんて思う。

だが、席替えをしてからあまり話さなくなって、どんな感じで話せば良いのかわからなくなっている。

席替えをして、山田が班長になる時は大体同じ班になる事が多く、前後の席になったり斜めになったり。今も、最後の席替えで山田は私の後ろの席にいる。


友達に、「山田が班長の時さー、大体席近いんだよねー」なんて冗談半分で言ったら「確かに…授業中とかあんたの事よく見てるし…?好きなんじゃない?」と言われた。

今まではただの、今は気まずい友人程度の関係だった。だけど、友達に言われてからは私の方が意識しちゃって。

髪型とか気にする様になったりして。


そんな中、学校である企画出された。
1週間、ペアで学校が所有している家に住むと言うものだ。

ペアはランダムで決められ、男女関係ないらしい。正直、親友の零と一緒に住めるかもしれないとか最高じゃん!なんて思っていたが。

よりによって山田だった。
私は一瞬「はぇ?」と言った。
『は?』と『え?』が混ざった何とも言えない間抜けな返事だ。

目を疑ったが、山田だった。
英語のペアワークですら気まずくなるような山田と1週間も同じ家に住むとなるとメンタルが足りない気がする。

とりあえず、先生から合鍵を貰い、今日から住むことになった。

___________________________
合鍵を貰った、家に帰るとなると気まずいので、校則的にはアウトだし見つかったら終わりに近いが、制服のまま友達と公園で遊んだ。

18:20を過ぎた頃に家に帰った。

玄関を見るに、山田はもう居るらしい。

自分の部屋に入るにはどうしても
リビングを通る事になる
どうやって部屋に入ろうか…
普通に無言で入るべきか、ただいまーの様な事を言うべきだろうか?もしかしたら山田は自室にいるのだろうか?

そんな事を考えながら廊下を歩き、リビングのドアを開ける。

(いない…)

ラッキー!と思っていた。
直後、山田の部屋の扉が開く。

『ガチャッッ あ、おか…えり?』
山田に言われた。

反応に困る。
「ただいま…?」曖昧な返事をする

どうやら山田は自室でゲームをしていたらしい。さっきまで友達を呼んでスマ◯ラ大会をしていたらしい。

遊んできて良かった。
心からそう思ったのと同時に明日、私も零たちを呼ぼうと考えた。

山田に『ご飯とかって…どうする?』
と聞かれた。…え?何で私に聞いたんだ⁇
「えーっそこのカップラーメンとか?」と答えた。模範的な回答だったはず。

『えっと、違くて…?』
「ぇ?」
『その…お風呂とご飯どっちを先にする?』
「ぁ!先にお風呂入ってほしい!」
『わかった!じゃ、俺が先に入るね、(苗字)さんは先食べてて!』
「わかった、!」

カップラーメンのお湯を沸かす間、お風呂からシャワーの音が聞こえる。なんだかとても不思議な気持ちになる。
私が入っている時も、聞こえるのだろうか?

スマホを見ながらカップラーメンを食べ終え、甘いものが食べたくなったので、近くにあるコンビニに行こうと思った。
自分の部屋にある私服に着替え、玄関に向かった。
その時、洗面所のドアが開いた。
『え?どこ行くの?』山田に聞かれた。
「えっと、ちょっとコンビニに?」
『1人じゃ危ないし、ついてくよ』
「ぁ、ありがとう…?」

じゃあちょっと着替えてくるねー、と言って山田は自室に入っていった。
何でわざわざついてくるのかわからない。まだ19時過ぎなのに。
《あんたの事が好きなんじゃない?》そんな零の言葉を思い出す。
ほんとに好きなのかな?なんて、あり得ない事を考えた。

山田が着替え終わり、2人でコンビニに向かった。

『こんな話すの、久しぶりだね』山田も薄々思っていたらしい。
「そーだね、入学初期以来だね」どう接していいか分からず、結局他人の様に戻ってしまった。
『うん、(苗字)さんと席離れちゃったし』
「あのさ、なんで苗字で呼ぶの?下の名前とか、呼び捨てで良いよ」意味がわからない。何で言ってしまったのだろう。沈黙が流れた
『そっか、じゃあ〇〇って呼ぶね』
「うん」

そんな会話をしながらコンビニに着き、気づけば家にいた。

「お風呂はいるから洗面所絶対来ないでね!?」冗談で言った。
『えー、わかった!』と言われた。え?どう言う意味の《えー?》なの?!そんな事しないよ。か行っちゃダメなのー?のえー、なのか。

お風呂に入り体と髪の毛を洗う。シャワーの音聞こえるとかちょっと恥ずかしいな。
そんな事を思いながら体を拭き、用意されていたパジャマをきる。
用意されたパジャマは大きく、人より身長が低い私にはワンピースの様になっていた。

髪の毛を乾かそうと思い、ドライヤーを手に取る。だが、コンセントが全く見つからない。
仕方なく、リビングで乾かす事にした。リビングに入ると山田にガン見された。
「え?何?こわぁ」と面白半分で言いながら髪の毛を乾かした。
『パジャマデカくね?あと雰囲気違うね』と言われた。校則で髪はポニーテールで結んでる。
「どんだけ見てんのー?」とからかった。
『ぃ、いや、そんな見てないし!?』明らかに動揺していて面白い。

髪の毛を乾かし終え、洗面所にドライヤーを戻した。
流石に、髪の毛を乾かした後で前髪が終わってる。
少し整えて、そこら辺にあった大きめのヘアクリップを使いでお団子ヘアーにする。

そのままリビングに入ると、『髪の毛結んだんだ。』と言われる。まぁね!的な返事をし、先ほど買ったプリンを食べながらスマホを見る。スマホを充電している間、てきたSwi◯chをしていたら、『何やってんのー?』と聞かれた。「ス◯ラ3だよー!」と答えた。『え?ス◯ラやってんの!?』山田は嬉しそうに言う。
その流れでゲームをする事になった。

_しばらくゲームをやった_

「んじゃ、私そろそろ寝るねー!」
『おっけー、俺も寝るわ!』


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