二次創作小説(紙ほか)

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.395 )
日時: 2020/11/19 18:10
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 いよいよ! 最終巻です!
 今までご愛読いただきありがとうございました。
 スピンオフが出るのかはまだ決まっていませんが、ろくきせ祝完結!
 みなさんが素敵な奇跡を歩めますように。

 それではもう一度smile again!!
 EDイメージ曲:claris「プロミス」


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 〈一週間後〉

 【蝶屋敷】



 炭治郎「それでは〜〜、仁乃ちゃん復帰&戦闘お疲れ様会を始m」
 一同「いっただっきまーす!!」
 炭治郎「あ、ちょっとまだ挨拶が終わってない…」

 花子「いーからいーから♪ こういうのは楽しんだもん勝ちだよ」
 伊之助「天ぷら天ぷら!(パクッ)」
 善逸「そうだよそうだよ、こんなに豪華な食事なんだぞ!? お金どこから来てんの!?」
 有為「それは言わないお約束だよ…です…? だよ」

 禰豆子「ムームー(有為ちゃんカワイイ!)」
 有為「可愛くないですっ!」
 禰豆子「ムー……(絶対カワイイのに…)」

 一同「意思疎通取れてる……!!」


 霊夢「お皿回してー。順番に入れて行くわね」
 魔理沙「張り切ってるな霊夢! やっぱりこーゆーの好きなんだな!」
 霊夢「違うわ。これはしょうがなくやってんのよ。しょうがなく参加してるだけ」
 魔理沙「嘘つかなくていいって! っていうか私らの間でそんなもん必要ないだろー」


 光「あ、このだし巻き卵は俺が作りました」
 夏彦「俺はこっちの和え物を作りました☆」

 寧々「へぇ。やっぱり流石光くんね。手際いいもの」
 光「あはは、そうっすか? 先輩にそう言ってもらえると嬉しいですね!」
 輝「仕方ないんだよ八尋さん。うちの家事は全部コイツに任せてあるからね」
 光「……兄ちゃんにやらせると洗い物が倍になるんすよ。一種の怪談ですね」


 睦彦「この和え物、夏彦が作ったのか? ……同志だと思ったのに…」
 夏彦「ヒコヒコの戦いに負けたね睦彦」
 桜「何がどうしたらそこまで腕が上がったの? 出来すぎてて気味が悪いわ」
 夏彦「うーん……愛の試練……かな(イケメンドヤ顔スマイル☆)」

 仁乃「ブッッッ」
 夏彦「…仁乃ちゃんなんでそこで吹くの」
 宇髄「いやこれは不可抗力だろ。ンフフフフッッ」
 実弥「ブッッ やめッ おいお前のせいだかんな……ww」


 ルーミア「そーなのかー。元気出すのだ夏彦ー。ドンマーイ」
 しのぶ「お疲れ様です。この和え物、とっても美味しいですよ」
 桜「残念なことに美味しいわ」


 睦彦「そういえば胡桃沢、あの絵ありがとな」
 仁乃「?」
 睦彦「シジマさんに頼んで、俺の似顔絵書いてもらったんだろ? 誕生日祝いに」
 仁乃「あ、うん。ほら、むっくんの誕生日の6月って、『——』との戦いで忙しかったでしょ」

 睦彦「あー。ま、またどっか、二人で遊びに行く?」
 仁乃「どうしちゃったのむっくん。そっちからデートのお誘いなんて」
 睦彦「言語化するなよ恥ずかしい!!」


 善逸「俺もいつか禰豆子ちゃんとデートする! 頑張る!!」
 光「(俺もいつか先輩と一緒に食べ物を共有したい……!)」

 茜「アオちゃん、好きです、付き合ってください!」
 葵「うーん60点♪」
 茜「………え、ろ、ろくじゅッ!? 前までは2点だったのに」

 ※100点中です

 アオイ「進展しているようで何よりですね」
 カナヲ「アオイは好きな人とかいないの?」
 アオイ「いない!! 伊之助さんが好きとかないない!」
 カナヲ「私、伊之助なんて一言も言ってないけど……」
 アオイ「!? ち、違うってばぁ……///」
 
 パチュリー「妖夢、この丸い物体は何かしら」
 妖夢「グリーンピースとか言ったと思うみょん。パチェ嫌いなの?」
 パチュリー「………ちょっと苦いけど食べれないほどではないわ」

 フラン「うー。これ何なの、姉様」
 レミリア「これはレバーというものね。フランには苦かったかしら」
 咲夜「好き嫌いはいけませんよ妹様」
 フラン「えぇ……。華扇食べる?」

 華扇「自分が嫌いなものを、なぜ人に勧めるんですか……」
 美鈴「ダメですよ、ちゃんと食べないと大きくなれませんよー」
 メイ「……すぐに死んじゃってもいいなら否定はしませんよ」

 つかさ「普—。ねぇねぇ隣で食べようよー。ねぇねぇねぇねぇ」
 花子「『うん』って言う前に隣に座られたら何ていえば正解なの」
 つかさ「あのねー。デザートはドーナツだって———」
 花子「ほ、ほんとッ!? ホントに本当にドーナツ?」


 無一郎「ミツバも突っ立ってないで座りなよ。ご飯冷めちゃうよ」
 煉獄「うむ! 美味しいものは皆で食べるのが良い!」
 ミツバ「えーっと、みんな、笑って笑ってー(カメラを構えて)」


 一同「……(ニコッ)」
 ミツバ「とるよー。はい、チーズ!」
 


   カシャ


 光「…………ミツバ。なに撮ってんだ?」
 ミツバ「僕にとって、大切なもの、かな」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 【白い空間】


 〈燐月side〉


 燐月「さーて。そろそろお別れの時間となりましたがどーでしょーか。はい、新羅答えて」
 新羅「何それ、燐月さんが仕切ってるのなんかヤダ」
 燐月「ちょっ!? せっかく場を明るくしようと思ってんのに!」

 新羅「なーんちゃって。そうだね、寂しいし悲しいけど、サヨナラではないよね」
 求手名「そうだな。また会える時を願って、違う道に進むだけだもんな」
 銘祈「字面だけみるといかにも馬鹿が考えそうな言葉じゃないか」

 骸「相変わらずね銘祈。無惨様に戦いを挑んだのは誰だったか忘れたのかしら」
 銘祈「……っ。チッ、ああそうですよ。掘り起こすのはやめていただけますか骸様」
 骸「ごめんなさい。つい悪い癖が出てね」

 彼岸「よし、じゃあ、最後に円陣でも組む?」
 燐月「うーん。円陣もいいけど、やっぱり俺たちにピッタリなのは、呼名じゃない?」
 求手名「そーだよな。円陣なんて組むほど仲良しこよしじゃねーもんな」

 骸「よし、じゃあ私から行くわ。上弦の零の壱、骸」
 彼岸「同じく、零の壱、彼岸」
 新羅「上弦の零の弐、新羅」
 
 求手名「上弦の零の参、求手名」
 銘祈「上弦の零の肆、銘祈」
 燐月「上弦の零の伍、燐月」


 六新鬼月一同「1つ、人間は大嫌い! 1つ、天下無敵! 1つ、生きて帰れると思うなぁ!」



 骸「よし、じゃあそろそろ行くわ。またどこかで会いましょ」
 新羅「……またね。みんなで戦えて嬉しかったよ。今度は全員食べてもいいかも」
 銘祈「……ふん、さっさと行け。じゃあな」
 彼岸「みんなに幸せが訪れますように」



 仲間が、それぞれ違う方向に向かって歩いていく。
 向かう先に何があるのか、それはまだ分からない。
 けれど俺たちが一緒にいられることは、多分もうないだろう。
 サヨナラは言わない。またいつか、また会う日まで。




 

 

 燐月「骸ちゃん!!」







 俺たちは六新鬼月。
 強欲で、向こう見ずで、最悪の罪人だ。

 



 骸「どうしたの燐月。何か?」
 燐月「あ、あのさ………俺、………」




 でも俺の一番の罪は。





 燐月「俺、骸ちゃんのこと、ずっと好きだよ。だから、君が嫌じゃなければ」





 君に、最後の最後まで、本音を伝えられなかった事だと思う。
 だから今から、その罪を償うよ。
 今まで弱い弱いって言われてきたし、自分でも自覚してるけど、こんな俺を認めてくれたから。



 
 燐月「生まれ変わって、また出会えることがあったら、骸ちゃんの人生の半分、俺に下さい」




 好きだよ骸ちゃん。
 ずっとずっと好きだよ。
 人間だけに得をさせてたまるか。人間だけ幸せになってたまるか。


 俺だって得をしたい。俺だって幸せになりたい。俺だって好きな人がいた。
 だからもし、今この地の下で俺の事をもし見ているなら、笑い飛ばしてほしい。
 遅すぎるだろって、俺の顔を見て笑ってほしい。


 


 骸「言質は取ったわよ」
 燐月「え?」
 骸「また、よろしくお願いするわ」



 

 求手名「おめでとー燐月!!」
 新羅「公開告白かっこいい————————! 遅いんだよ馬鹿!」
 銘祈「……お前らしいとは思う」



 燐月「え、えっと」
 求手名「みんな気づいてたし、お前いっつも大声で言ってたろ。そりゃ応援するわな」
 燐月「あ、あはは……えーっと、なんか…ごめん」
 新羅「いいっていいって! 生まれ変わってまた会うことがあれば、菓子折りでも持ってくよ」
 銘祈「……良かったな」



 
 見てるか人間。ちゃんと見てるか戦友。
 俺たちは六新鬼月だ。俺たちは本当に悪い鬼だ。



 骸「じゃあ、また」
 新羅「ばいばい! またどこかで会おう!」
 求手名「ありがとよ」
 銘祈「……それじゃあな」
 彼岸「バーカ」


 誰もサヨナラは言わなかった。
 その理由は、もうわかっている。



 空には、ただただ明るい星空が広がっていた。
 これは、俺たちの軌跡と奇跡の物語だ。





 ——【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 完