二次創作小説(紙ほか)
- 第一の巻:逆光降臨(その1) ( No.8 )
- 日時: 2023/01/10 17:00
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします・・・と言いたいところですが、今回はようやくできた外伝の第一話です。
話数は舞台の江戸に合わせてるので分かりにくいとは思いますが、そこはご愛嬌。あのアサシンのサーヴァントをようやく登場させましたが、後の本編でも登場予定なのでそれは気長にお待ちを。
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今日という日に自分宛に届けられた差出人不明の宅配であるDeuilというバンドのCDにある曲を聴く。
不動のトップバンドに君臨する大人気のビジュアル系のバンドだと聞いたが、この曲は流石の実力派という名に相応しい音楽だった。
その曲調がどこかシックなのか、妖艶なのかはわからない。その正体もわからないまま、ただそっと目を閉じたーーーーー
ゼオ「早く行かないと怒られちまうなー」
グレイドフルバンドフェスの後夜祭の最中に先程まで起こっていたエンデ・ニルやエフィリスに関連する事態解決を成し遂げたcantabileは帰還して自分達の番の出演を終え、同じように巻き込まれたタママと共に王ドラに説教を食らうために医務室に走っていた。なんだかんだで事態解決の一端を担うほど一番尽力したのは中国四千年究極のカンフーだ。
タママ「あの人、なんだかんだで心配したんですよねぇ;ボクはかなりゲンコツ食らうけど・・・OTL」
クルミ(クルーク)「落ち込まないの;それでも心配してくれたんだから」
ププル「うん。一緒に王ドラの説教を食らおう!」
cantabileとタママは医務室の前に到着し、その上で待っていたマタドーラに会った。
マタドーラ「よぉ!」
ゼオ「王ドラの様子は?」
マタドーラ「今眠ってるけど、そろそろ起きるんじゃねーの?あいつ、昔から鬼畜暴慢なサディストだけど根はクソ真面目だからな、今頃ははっと起きてるぜーw」
クルーク「裸族のキミが言うのも正直間違ってはないというか・・・;」
すると、プルル看護長が医務室から出てきた。何やら慌てた様子で。
マタドーラ「おっ、プルルちゃん!あいつの起きた顔を見てびっくりしたかー?」
プルル「違うわよ!実は・・・!」
マタドーラ「・・・は?」
プルルの話した内容については、王ドラは生きているが、未だに目を覚まさない。ただの昏睡状態というわけではなく、あのピンククォーツを纏っていたオーラをヒントに得たその事態限りの発明品を完成した直後から2日経っても死ぬようなことはなく眠り続けているのだ。
一部の医療班やレムレスを始めとした一部の魔導師組はすぐさま検査や調査を開始した。初めはジャマハルダの残された力によるものだと疑いを持ってその長であるハイネスを問い詰めたのだが・・・
ハイネス「だから、ワタシはそんなことしてませんよぉ〜。流石にあんな状況でそこまですると思ってますぅ?」
ドクター「ふざけるな!そりゃあレオンガルフにしてやられたのは事実だが・・・」
レムレス「いいえ。彼の証言はどうやら全くの事実のようですよ」
クルル「・・・?どういうことだい?」
レムレス「これを見てれば分かると思うのですが」
すると、レムレスが調査で判明した結果の内容は明らかにジャマハルダの残された力をなおも凌ぐ強大な力のレントゲンだった!これには大半の全員が驚く。
シェゾ「これは・・・」
レムレス「これは元は知らない間に何らかの種を吸収したようだけど、恐らくはこの種の一部が人形グリルから離れた後に王ドラに憑依という形で植え込んだんだよ。人形グリルが消滅した後に完全に吸収されたってことだね」
エターニャ「その種の詳細は?」
レムレス「それはまだ未知数だから調べてはいないけれど、仮の名称として言うならば・・・」
レムレス「〝禍いの種〟だろうね」
- 第一の巻:逆光降臨(その2) ( No.9 )
- 日時: 2023/01/10 17:03
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
王ドラ「ん?」
王ドラが目を開けた時に気付いたら江戸時代のような風景の川原の茂みの上にいた。辺りを見渡すと江戸時代だと言うことがわかる。でも、どこか違うような感じをしてくるのだ。
王ドラ「どう考えても江戸時代ですが、どこか何かが違うような・・・」
すると、王ドラは歩いたら屍の侍2体を目撃する!その2体の屍の侍はもう死んでおり、言葉もろくに発せない状態であった。
屍の侍「ーーーーー!!!」
王ドラ「なぜそこにゾンビの侍が・・・!アチョー!」
王ドラは持ち前の拳法の武術や体術を使って屍の侍2体を圧倒し倒すが、密かに後ろに忍び寄っていたもう1体の屍の侍が襲い掛かってきた!
王ドラ「!!(しまった、あんな至近距離では咄嗟に対応ができなーーーーー」
すると、咄嗟に助太刀に入った人物が屍の侍を倒してくれた。その人物は悍ましく見えるようなゴロツキのような侍の姿をしていた。
???「ゾンビでも人型には判定されるんじゃな。ん?迷子のネコか。狸にも似てちょるが・・・またあんなゾンビに襲われる前にとっとと去れ」
その人物は早急に立ち去ろうとするが、王ドラはその人物の上着の裾を掴んだ!
???「!?なんじゃ!?」
王ドラ「カッコいいです・・・あなた、出会い頭に咄嗟に助太刀に入るほどいい剣術をしてるじゃないですか!」
その言葉を聞いた時にその人物は刀を下ろす。どこか訝しげになりながら王ドラに聞く。
???「おまんはわしが怖くないんか?」
王ドラ「怖いのはありますが、あなたが助けてくれたんだから根は悪人じゃないなって」
すると、その人物は自分の擬態を解いた。すると、王ドラの姿を見てとあることに気付いた。
???「!おまん、まさかわしと同じーーーーー」
王ドラ「?」
すると、そんな二人の前に先程の屍の侍の残党が襲い掛かってきた!
王ドラ「まだいるんですか!?」
???「チッ!ちょこまかと・・・!」
すると、そんな二人の前にまたとある人物が助太刀に入ってくれた!そのもう一人の人物は強き戦士とも言わせるようなものを持つ女傑の侍だった。
???2「まさかこのような場所に屍の侍に出会うとは!私も腕が鳴るもんですよ!」
王ドラ「今度は侍でも女性ですか!?」
???「邪魔するなとは言いたくなるもんじゃが・・・だんだんと大量にゾンビが出てきたから力を貸してもらうぜよ」
侍二人の健闘で王ドラを守りつつなんとか大量発生した屍の侍を倒した後にそのゴロツキの侍は彼に声をかける。
???「ネコのおまん」
王ドラ「なんでしょうか;つか、ここはどこ・・・」
???「もしかしてわしと同じもんか?」
王ドラ「え?」
その王ドラの姿を見た女傑の侍は何かに気付いたのか聞く。
???2「そういえば、あなたも変ですね。確か約半年前に斬首刑になったと聞きましたが」
王ドラ「えっ;」
???「わしは最期はそうであったとしてもここに飛ばされたもんじゃ。わしは・・・」
???「人斬りのサーヴァント、ちょいと癪じゃがアサシンの岡田以蔵じゃ」
王ドラやアサシンのサーヴァントである以蔵が何らかの理由でこの江戸時代に飛ばされたことを知った女傑の侍ーーーーーサーヴァントのランサーの長尾景虎はせめて二人を匿える場所を知る者を通じてアイコンタクトをとれたことによりその者がいる場所まで案内することになった。
景虎「その者に関しては事情を話せば多少は通じてくれますから、二人が帰還するまでの当面の間の衣食住には困らないかもしれません。もっともダーオカも恐れるから流石に財産は食い荒らしませんね」
以蔵「そんな奴を前にしたら怖いき!!でも、こいつ守らんとあかんし・・・そういえば、おまんの名前は?」
王ドラ「私は・・・(王ドラは流石にこの江戸時代ではまずい!!)・・・私は外国から来た武器商人の山野楽(がく)と申します」
景虎「外国?確かに私がサーヴァントとしてこの江戸時代に現界してここ最近は武器や商品関係で外国との来航や大名や武家らによる交流があるって聞きましたが。城下町などの者にはあまり流通されてないですが」
王ドラ「そうです。武器商人でも野原で遊びたい時があるんです・・・!(通じてくれるのかわかりませんが・・・」
景虎「わかりました。楽殿ですね」
王ドラ(ほ〜っ・・・)
すると、王ドラは自分を抱えてくれた以蔵を見ながら言う。
王ドラ「・・・あなたは悪だとは思いますが悪人じゃないから、根は優しい方なんですね」
以蔵「は?わしは人斬りじゃ!幕末の四大人斬りの一人に入るほどの奴じゃ!加えて一緒にいるのがサーヴァント二人じゃ!悪く言えば死人じゃ!個体も存在する英霊じゃ!普通なら怖いと思うじゃろ!?」
王ドラ「でも、そうであったとしても生きているでしょう?肉体は成長しなくとも、霊体化を除いてちゃんと触れるし現に温かさを感じますがね。それに現にあなたは私を助けてくれた。本当の悪の人斬りならばそんなことしないはずですが」
王ドラの真っ直ぐな瞳に普通なら頭のいい奴が苦手な以蔵もこれ以上は何も言えなくなった。
以蔵「・・・まあ好きに思えい」
王ドラ「私としても弱いわけじゃないですので(あれ?もしかして薄々と普通の人間じゃないってことは気付いてますが、サクソンさんや私によく話しかけようとするあの騎士の色男らもーーーーー」
景虎「あっ、おーい!」
すると、景虎はその者を見つけて声をかけた。その声を聞いて駆け寄った人物はアミティとシグによく似ている幼い子供の兄妹だった。
王ドラ(アミティさん、シグさん!?)
マイペースな兄「あ、景虎さん」
景虎「四太郎、阿美、お待たせしました、こちらが私が話した二人です」
阿美「はじめまして、妹の阿美です!ほら、あんつぁまも!」
四太郎「兄の四太郎」
王ドラ「(よく似た別人ってことですか)私は武器商人の山野楽です」
四太郎「武器商人か」
阿美「でも、この人、いい人そうだよ!そっちの侍さんも!」
以蔵「?わしか?」
阿美「だってその武器商人のこと大事そうに守ってるもん!」
以蔵「よく見ればこいつ、ネコじゃからな。タヌキのようにも見えるが」
景虎「確かに貴方らしいギャップですねぇ。とりあえずその者のところに着くまでは私も護衛しますのでーーーーー」
すると、先ほどまで青かった空が急におぞましく見えるほどの赤に変わった!これに大半の全員が驚愕する!
王ドラ「なんですか!?空が赤に!?」
景虎「これは・・・」
阿美「天災の報せ・・・?また妖霊が来たの!?」
四太郎「阿美・・・?」
以蔵「天災の・・・報せ?」
すると、雷も鳴らすようになったことを見抜いた景虎は武器の槍を構えた。
景虎「四太郎、阿美!その侍のお兄さんやそのネコの武器商人に守られながらその者のところに案内しなさい!」
四太郎「うん」
阿美「こっち!」
王ドラ「分かりました。ちゃんと無事でいて下さいよ!」
以蔵「・・・」
景虎以外の人物が匿ってくれるであろうその人に会いに行くためにその場から離れた後に景虎は持ち前の軍神とも呼ばれる圧倒的な強さでその雷から出てきた妖霊を倒していった。
景虎「このまま粘れば私の勝ちですね!そうすれば、みんなのところに戻れてーーーーー」
???「残念ながらそれは叶わんな」
すると、急に後ろからの襲撃による棘で景虎の霊基が突き刺さった!
景虎「・・・え?」
???「せっかく圧倒的な強さだった戦国武将だったのに残念だったな。ああ、このまま座に還させるのもあれだからーーーーー」
???「お前をここの「英霊剣豪」と呼ばれる者の一人のランサー・右京として迎えよう」
景虎はその言葉を最後に何も聞こえなくなった・・・
一方、楽と名乗る王ドラと以蔵は四太郎と阿美の兄妹の案内でようやく彼らと彼らの仮の身請け人が住む長屋のところにたどり着いた。
阿美「ここだよ!」
その長屋は元は小さな宿屋だったらしく、純和かつ割と広めな構造で設立されていた。・・・多少は埃っぽい箇所があるが。
以蔵「おまんらが住むのにしては広めじゃな」
王ドラ(長屋自体はちゃんと違和感はない。でも、なんだか・・・)
四太郎「おじいー」
四太郎が呼んだ「おじい」はすぐさま彼らのいるところに向かう。しかし、その姿に王ドラは特に驚きを隠せなかった。何しろその「おじい」は・・・
超巨大のロボットだったからだ(爆弾投下)
王ドラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・;」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「なんだ?ああ、こいつらがあのサーヴァントが・・・?貴様、ここに飛ばされたサーヴァントか?召喚されたというわけではなさそうだな」
以蔵「おん;わしも理由は詳しく知らんき。おまん、もしやサーヴァントか?」
王ドラ「!」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「ああ。今はなぜか宝具は思い出せんが。だが、我が真名を自分でわからぬ以上はーーーーー」
すると、赤い空に浮かぶ黒い雲が彼らの長屋に近づいていることを察した!
阿美「あの雲、近づいてる!?」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・おい、アサシン。あの黒い雲とともに立ちはだかる者を倒せ。奴は暗黒に完全に喰らわれた人型の英霊。それが小さきネコの武器商人とともにここにいさせる条件だ」
以蔵「!・・・わかったぜよ。まっちょれ!楽は四太郎らを守っとれ!」
王ドラ「!はい」
以蔵は一人長屋に出て剣を持ちながらその英霊を探す。そして見つけた時に彼は少し驚きはしたものの彼女の生前からこうだったのであまり奇異な目は見なかった、が。
以蔵「おまん・・・暗黒に喰われ消えちょったとしても笑顔のままか!」
景虎「ははは。我は英霊剣豪のランサー・右京。そこの人斬り。いざ尋常に参る!」
景虎が以蔵に斬りかかったところを間一髪で避けられた後に以蔵も彼女に斬りかかる!時代や境遇は違えど剣や槍の武術の才能に関してどちらとも天才と言えたものなのか互角の斬り合いだった。
以蔵は彼女の生前に対して思うところがあったようだ。何しろ彼女は生前にも広義で言ってしまえばサイコパス・・・!
以蔵「ふん!おまん、不遇じゃのう!まさか自分が暗黒に食われちょるとは!」
景虎「貴方は元は人斬りなのにそんな一面もあったのですねぇ」
すると、景虎は自身の宝具を展開する!
景虎「我の宝具は知らないのですね?【毘天八相車懸りの陣】」
以蔵「!!」
景虎「学が浅い故にそれを知らぬままならば」
景虎「貴方は所詮「人を傷つけし者」でもある」
王ドラ「以蔵さん・・・!」
一方、長屋で阿美と四太郎を黒い雲から出てきた妖霊から守っていた王ドラは景虎を斬りに行っている以蔵のことも気にかけていた。
四太郎「楽兄ちゃん・・・」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット(やはり無理か・・・)
王ドラ(助けに行けれないままか!私は!・・・勝ってこい。人斬りならば、その人を殺すためではなく救うために剣を振るってきなさい!)
すると、王ドラは思わずくしゃみをした後にいつもの人間体に変身した!おじいはその姿に驚いたもののそれ以上に驚いたのは彼の左手にはこの案件のための令呪が・・・
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・この案件のための令呪か」
王ドラ「・・・。アサシン、岡田以蔵!令呪を以て命じる!」
一方、景虎は既に倒れ込んだ以蔵を見た後に長屋の方に向かうために背を向いた。
景虎「・・・悪く思わないで下さいね。あのネコの武器商人をもーーーーー」
「はっ。あいつがわしに令呪を受けないほどに倒れたと思っちょったか?」
- 第一の巻:逆光降臨(その3) ( No.10 )
- 日時: 2023/01/10 17:05
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
景虎「・・・え?」
景虎は既に自分が倒したはずの相手が声を上げるほどに回復していたことに驚いていた。振り向き直すとそこには王ドラの令呪によって立ち上がったアサシン・岡田以蔵・・・
以蔵「この案件のための令呪じゃがな。あいつがわしに願ったのは霊基修復。もちろん元の世界にもわしのマスターはおるが、流石にこの世界にはカウントされんことが良かったことぐらいには思わん・・・おんしは阿呆じゃ」
以蔵が景虎に猛攻で斬りかかり、景虎もそれに応戦する!景虎は次第に自分が劣勢の状態になっていた。
景虎(な、なんなのだこれは!?まるで無派故に・・・様々な剣の流派を取り入れて交互に剣を入れ交えているような・・・)
以蔵「残念じゃな。わしは無派じゃがな!わしは!」
以蔵「剣の天才じゃあああああーーーーー!!!」
以蔵が自らの宝具を景虎に放ち、それで彼女は致命傷を負う!消滅の間際に以蔵に言う。
景虎「まさかこの世界ではマスターの方がカウントされなかったとは不覚・・・」
以蔵「・・・」
景虎「今回は我に勝ったが、これだけは覚えておくがいい。我が倒されたら他の英霊剣豪が貴方達に立ち向かうだろう。元の世界に戻りたいのならばその剣を取れ。振れ。貫け。・・・貴方と同じように飛ばされたあやつを守れ。それが我の遺言だ」
景虎はその言葉を最後に彼女が受けた狂気とともに消滅した。以蔵は王ドラに頭の中に送られた令呪に際しての言葉を微かに思い出していた。
王ドラ『令呪を以て命じる!その霊基を修復する!』
以蔵「・・・必ず元の世界に返すぜよ。約束するき」
そして景虎が倒されたことにより赤い空がいつのまにか青い空に戻っていた。
阿美「戻ってるー!」
王ドラ(景虎さん・・・)
王ドラはこれから巻き起こる出来事を予感しながらも逃げずに戦うことを誓う。最後まで戦い全てが終わったら以蔵と一緒に元の世界に帰還すると・・・
おじいに長屋に置かせることを認められたことで以蔵と王ドラはここを拠点の一つにした。翌朝に王ドラは起きた後に美味しそうな食事の匂いがした。
王ドラ「美味しそうな朝食の匂いですね・・・」
以蔵「おん。おはよう。カレイとかあったからカレイの焼き魚やけんちん汁作ったぜよ」
王ドラ「わー。美味しそう・・・えっ!?作ったんですか!?」
以蔵「元の世界の話じゃが、わしのマスターが料理が全くできん奴き。わしもそれで生前に高杉という奴の家でも世話しちょったこともあった料理が格段にできるようになったぜよ」
王ドラ「へー・・・あ、意外と美味!」
以蔵「じゃろ?」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「ふむ。中々に美味である」
四太郎&阿美「おいしー!」
以蔵「つか、おまんは食べれんのか!?」
以蔵の作った食事を味わいながらおじいは言う。
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「私の生きた時代は薄味が好みだったが、こういう程よい味わいもなかなかに良きものだ」
王ドラ「薄味が好み・・・平安時代から鎌倉時代にかけては特にそうであると聞きましたが・・・ということはあなたは・・・」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・ここまでわかったのならば名乗らんわけにはいかぬ」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「我はアーチャー、真名は源為朝。平安時代における武人の者である」
続く・・・!
新たな外伝も頑張るのでよろしくです!感想OK