社会問題小説・評論板

Re: ——何のために チャットと現実。 ( No.120 )
日時: 2008/09/29 16:46
名前: 夕菜* ◆oqy8txDRAI (ID: N0Ji3jbZ)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10043

No.29

「ななみぃ〜何今の校長の話ぃ〜」


馴れ馴れしい位に鈴が話しかけてきた。


「つーかマジありえないんだけどっ」


咲が鈴と同じく馴れ馴れしく話しかけてきた。


あたしはその言葉をことごとく無視をし、

一人で屋上へ向かった。

屋上は、今じゃあたしの一番気楽に過ごせる、唯一の場所だった——


「ななみってばぁっ無視しないでぇっ」

「ななみぃッ!」


二人の声が耳障りでなんなかった。


何でいきなり、仲良くしようとしてくるワケ・・?


「どこ行くのぉ?」

「あたしも連れてってぇ」

「もう、まとわりつかないでよッ!!」

「え・・・?」

「あたし達、ななみと仲良くしてあげようとしてるんだよぉ?」


仲良くしてあげようとしてる——?


「よ、余計なお世話だよ!!」


あたしは二人にキレちゃった————


凄い冷たい視線を背後に感じながら、


猛スピードで廊下を走り抜けた。


明日、シカトの嵐だってこと、


分かってる筈だったのに————