社会問題小説・評論板

Re: ——何のために チャットと現実。 ( No.126 )
日時: 2008/09/30 17:26
名前: 夕菜* ◆oqy8txDRAI (ID: N0Ji3jbZ)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10043

No.30

「行ってきまーすっ!」


夢を見た。

鈴と咲が、屋上から一緒に飛び降りようとしてる場面————


夢の中で、鈴と咲はこう言っていた——



『怨んでやる』


と。


その言葉を発して二人は、あたしの視界から消えた———


もしかしたらそれが正夢になるかもしれない。

それでも、いいんだ。

あいつらには充分苦しんでもらいたいから——


「うっしっ!!」


あたしは、教室のドアの前で気合を入れた。


「おはようっ!!」


頑張って明るく元気に挨拶した。


「おはー♪」

「おはよぉ」


え・・?挨拶っ・・?まさか鈴と咲、考えなおしてくれたの!?


「おっおはよーっ!」


「「なんちゃって♪」」


へ・・?


ガタンっ!!


あたしの、机とイスが勢いよく倒された。


「アハハっびっくりしたぁ!?」

「あたしらの優しさを裏切った罰だよ!」


瞬く間に氏ねコールが響き渡った。


氏ねコールが少し収まった後—

「そうそう、あんたにはもうちょーっと地獄を見てもらわなきゃ…ねぇ?」


地獄・・・?


地獄は、あんた達が味わえばいいのにッ!


「ちょっとこっち来な!!」


あたしは、少し予想はしていたけどイジメの舞台とも言える、トイレに連れて行かれた——