社会問題小説・評論板

Re: ——何のために チャットと現実。 ( No.146 )
日時: 2008/10/24 17:09
名前: 夕菜* ◆oqy8txDRAI (ID: QQmxnDsv)

No.35

「ちょっと、待ってよっ」

「さようなら。バイバイ」


あたしは咲と鈴が飛び降りるのを防ごうと、手を伸ばした。

見事にあたしは咲と鈴を捕まえ、屋上のコンクリートに足を着けさせた。


と思ったのに————…



「「ばいば〜い」」


咲と鈴は手をあっさりと離し、あたしを屋上の端に追い込み、突き落とした。



——————数年後


「アハハっ鈴ヤバイよぉ〜」

「え〜そうかなぁ!?」


鈴と咲は同じ大学院生になり、就職に向けて活動していた。


今となっては、何のためにこんな明るい人生になったのかなんて、忘れた。


だって普通だったら就職も出来ずに下手したら一生刑務所の中か、地獄行きだよ?


まぁいっか、そんな灯りが鈴と咲の心に灯っていた。


そんな二人を、あの被害者は見ていた。


空の向こうから。




Q.何のために?



A.あなた達に、復讐するために。




————end.