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No.19

「ぅっ・・・・くっ・・・ひっっ・・・」


大泣きした。


今までの辛さを、


全部流してしまうかのように。


コンコンッ


「ななみ〜？どうかしたの？」


ドア越しからお母さんの声がした


「な、何でもないよっ！ちょっと勉強分かんなくて・・・」

「そう？ならいいけど・・・」


お母さんに心配なんか、かけたくなかった。


あたしは、今だから言えるけど


小学校の時に有名私立中学を受験したんだ——


あたしは最初から受かるわけがない。


そう思ってた。


なのに、受かってしまった——


その日から、プレッシャーに耐える日々が始まった。


だから、だからお母さんに甘えることも


心配させることも


何も出来ない。


あたしは、


孤独なのかもしれない———