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No.25

あたしは・・・何を言ってるんだろう。

先生なんかに言ったって、

しょうがないことなのに。


八つ当たりなんて、


バカみたいだ————


あたしはいつものように、

喧騒が鳴り響く教室の扉を開ける・・・


ガラっ


コソコソ・・・


え・・？いつもとは、なんか違う・・・？

まさか、昨日のことが・・・？


鈴が近づいてきた。


また、蹴られる—————


「おはよ」



・・・へ！？


「今・・・何て・・・？」

「おはよ、って言ったの！」


なななな、何で！？あたしなんかに、挨拶なんて・・・


この世の終わり！？


「あ・・・そっか！おはよっ！」


なんて心では思ってるのに、

あたしの口は動いていた。


「「キーンコーンカーンコーン」」


ガラっ


先生だ・・・昨日の事件のせいで、気まずいっ・・・


ん・・？綾・・・いない・・・？


ま、いっかー！


「「起立！礼！おはようございますっ！」」


「おはよう。今日は、大事なことを皆に伝えねばならん。」


大事な、こと・・・・？