社会問題小説・評論板
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.258 )
- 日時: 2009/03/14 21:00
- 名前: クッキー ◆2XwiVo0D5s (ID: z7t2JTbk)
〜46話〜
美紗 「やっぱり勇樹が悪いじゃん。」
昨日の出来事を正直にみんなに伝えた。
勇樹 「ごめん・・・なさい」
勇樹はみんなに向かって土下座をして謝った。
美紗 「サイテー!」
クラスのみんなが息を飲んだ。
土下座をした勇樹の頭に美紗は足を乗せた。
勇樹 「・・・」
えりな 「いい加減にしなさいよ!!!!!」
えりなは美紗を思いっきり突き飛ばした。
えりな 「絶対に許さない・・・」
美紗 「拓也は2週間も入院することになったのよ!それに比べればこんなことぐらい・・・」
えりな 「あたしの知ってる美紗じゃない・・・美紗はもっとやさしかった・・・勇樹をこれ以上傷つけないで!」
勇樹 「もう、いいから・・・」
勇樹は教室から出て行った。
えりな 「勇樹!」
夏海 「美紗、いくらなんでもやり過ぎだよ。」
美紗 「拓也のためなら何でもする・・・」
由紀 「でも、今のところの拓也が居れば絶対嫌われたと思うよ。」
美紗 「そんなことないわよ・・・」
えりな 「勇樹!」
勇樹 「・・・」
えりな 「美紗があんな子だったなんて・・・」
勇樹 「あんなに拓也のことが好きだったな・・・」
えりな 「悪いけど、勇樹の恋は応援できない・・・絶対に美紗には渡さない・・・あたしはもう、絶対勇樹から離れないから。」
勇樹 「ありがとう・・・今は本当にえりなの言葉が嬉しい・・・」
えりな 「美紗が好きなくせにそんなこと言わないで。」
勇樹 「・・・俺、誰が好きなんだろう?」
えりな 「えっ?」
勇樹 「このごろ、わかんなくなちゃった。美紗を追いかけるのもつらい・・・」
えりな 「追いかけなくてもいいじゃない。」
勇樹 「でも、あきらめることができない・・・」
えりな 「・・・勝手にすれば。あたし的に今の美紗はお勧めできないけど。」
勇樹 「・・・」
えりな 「・・・拓也に負けないでね。」
勇樹 「本当にごめん・・・でも、ありがとう・・・」
えりな 「美紗を説得してくる・・・」
えりな 「美紗・・・」
夏海 「どうしちゃったの?」
由紀 「いじめられに来たの?」
えりな 「美紗、もっと勇樹のこと考えてあげたらどうなの?」
美紗 「ふふっ。」
えりな 「何するのよ!」
夏海達はえりなを取り押さえて言った。
夏海 「あなたは黙っててね。」
手足を縛り、口をガムテープで留めた。
美紗 「今まで苦しめていた分これくらいどうってことないわよね。」
えりなは声が出せずにもがいていた。
美紗 「勇樹に復習する・・・そしてこの学校から出てってもらう・・・」
えりな 「!!!!!」
とうとう美紗が勇樹のことを・・・