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ⅩⅠ

「うわ・・・あいつ逃げた」

「最悪」

「卑怯者」

「また戻ったらいじめるぞー」

玲亜がまとめ、周りの奴らは賛成する

いつものこと

そして私は—————

「あ、そうだ!様子見てくる」

「よろしく!じゃあおかしなことがあったら連絡ちょーだい」

「OK!!」

そう言い教室から出て行った

「ふう・・・どこにいるかな〜♪」

いじめられっ子が行くところは・・・屋上!!

前私も行ってたな〜

—屋上—

　　　　ガラッ

「!!?春日」

予想通り美佳は屋上にいて泣いていた

「美佳バレバレだよ〜？？」

「来ないでよッ!!」

「そんなこと言ったら近づくし〜？？」

「来るなッ!!!!」

美佳はポケットからカッターを出した

何の為に持っているのやら・・・

「カッターで脅しても近づく」

そう言ってだんだん近づいていく

だんだん・・・

「来ないでよ・・・!!」

「だまれ私はあんたなんかいらない」

「前まで心友だったのに・・・」

「そっか心友の証拠があるからだめなんだ」

「え・・・？」

「これ・・・切るね？」

美佳からカッターを奪い取った

「ダメッ!!やめて!!」

必死に押さえようとする美佳

でも私は足にカッターを置き

足にくくってあるミサンガを

——————————切った

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【続】