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〜転校生は悪魔〜

キーンコーンカーンコーン②。
　(朝の放送♪)
「皆さんお早う御座います。今日も、1日元気に過ごしましょう。皆さん、教室の窓は開いていますか?
開いていないクラスは空気の入れ替えをしましょう。—以下、省略—」

ガラ③。(扉の開け閉めの音。先生入室)

先生
「皆、おはよう!今日は、転校生が来るぞ!うちのクラスに!!」

生徒一同
「えぇ!!マジ!?どんな子?女か男どっち?」

先生
「転校生は、女子です!それでは、久条入って来て下さい。」

由美子
「初めまして。久条由美子デス!!沖縄で生まれて、北海道で育ちました。完全な都会っ子でぇ〜すッ!!」

…………何処が都会っ子何でしょうか?どう見ても田舎育ちじゃん!!

どう見ても、白けて居るクラスに瑠奈は久条さんへ助け舟を出した。

瑠奈
「クス②。久条さんって、面白いネ!!」

瑠奈の一言で教室が笑いの渦に変った。
でも当の本人、久条さんは不機嫌そうな顔。

先生
「さてと。久条だけが自己紹介してもあんまりだから、皆にも久条に自己紹介して貰おうかな?」

生徒一同
「ハァーイ!!」

先生
「じゃあ、秋野の席から順番に自己紹介して言って。」

玲奈
「秋野玲奈デス!このクラスの学級委員長をやっています。好きな事は、読書と買い物とかデス!!ヨロシク!」

瑠奈
「真宮瑠奈デス!玲奈とは、幼稚園の時からの同期で。好きな事は、音楽を聴く事デス!」

純
「名前は松川純。好きな事は、運動する事。」

廉
「名前は田内廉や。好きな事は、お笑いとバスケや!!宜しくな!!」

真斗
「清条真斗だ。趣味は、野球。終わり」

そのあとも、クラスの人が順番に自己紹介して言って。30分くらいで、終わった。

先生
「まぁ、ざっと30人これくらいかな?久条、お前はあっちの席だ。」

先生が指定した席は、窓際の私達が居る一番後ろ。
丁度、瑠奈の後ろで真斗の隣。

由美子
「はぁ〜い!宜しくお願いしますぅ!」

少しブリッコぽいな、この子。
でも、クラスに打ち解けるまでサポートしてあげなくちゃ!!

玲奈
「久条さん、ヨロシクね!!」

由美子
「うん。宜しく、玲奈!!」

えっ!!いきなり呼び捨て!!北海道では、普通だったのかな?
まぁ、イイや。


この、私の甘い考えがこのあと悲劇を起こす。

　　　　〜　続　〜