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〜いじめ再発〜

それにしても、瑠奈遅いな。
掃除大好きっ子の瑠奈が掃除時間に遅れた事、無いのに………。

玲奈
「やっぱり私……。探してくる!!」

廉
「おい!!まだ、掃除時間だぞ!!サボったらセンコウに怒られるぜ!!」

玲奈
「良いの。瑠奈を探してたって言うから。」

廉
「だけどなぁ。あの金田に見つかったら、お終いだぞ!!分かってんのか!!」

玲奈
「大丈夫②!私何度も、あいつの目盗んで授業サボってたんだから。」

瑠奈、何所に居るんだろう?
如何して、大好きな掃除をサボって居るんだろう?

瑠奈、何所に居るの…………。

校内中探して、次は裏庭を探そうと思った。
だから、靴箱に行くと…………。『　金田だ!!　』

金田は、40歳後半の男の先生。
あいつは、先生という職業をビジネスとしか思っていなくて生徒とも真面目に向き合おうとしない。
しかも、先生という立場を利用して自分の気に入らない生徒を虐めている。
金さえ貰えれば生徒の虐めにも、協力する。サイテーな奴だ。

ここで見つかる訳にはいかない。如何しよう。
そう思っていたら、見つかってしまった。

金田
「ここで何してる。今は、掃除時間だぞ!!」

玲奈
「えっと……。そのですね……。」

私が嘘の理由を言おうとした時には、あいつは私の言葉をさえぎって喋っていた。

金田
「まさか、掃除をサボって外に遊びに行こうとしていたな。
最近の子供は、自己中な奴ばかりで先生が困る。」

何が、困るだ。先生という立場を利用して生徒を虐めてるくせに。
サイテー教師、40過ぎても、独身の負け犬男。

金田
「生徒指導室に来い!!説教してやるッ!!」

えっ!!今から?あんたと話してる余裕なんて私には、無いのッ!!
瑠奈を探さなきゃ、いけないのに。

玲奈
「私、用事があるんです!!」

金田
「何をふざけた事を言ってるんだ。早く来い!!もしくば、親を呼ばれたいのか?」

きゃ!!ちょ、ちょっと……。
金田が私の手を引っ張り無理矢理、生徒指導室に連れて行かれる。

瑠奈を探さなきゃいけないのに……。

　　　　〜　続　〜