社会問題小説・評論板

Re: ●○雨ときどき曇り○● 第19話up! ( No.102 )
日時: 2009/01/16 21:58
名前: 真紅 ◆TiP5As2jNc (ID: hWSVGTFy)
プロフ: ●○雨ときどき曇り○● ■□友達なんて……イラナイ□■読んでください!!

●○第20話○●

〜紗枝〜

「ねぇ、ホントなの!? 紗枝!!」

「ホントホント! ウソなんかつかないよ〜」

「でも凄いよね〜、先生はともかく、親まで騙なんて」

「それほど難しくなかったよ?」

もう昨日のことが噂になってる。

ま、先生にも言ったらしいし……

うちの親、大げさなんだよね〜……

そこがうっとうしいっていうか……——————

——ガラッ!

しーーーーーーーーーーーーん————————

入ってきたのは、陽菜————……じゃなくて杏里!!?

「あれ? みんなどうしたの?」

「もー! 杏里、陽菜かと思ったじゃーん!!」

「えー? あんな汚い奴と一緒にしないでよねー!!」

「ゴメンゴメン!」

ホント、ビビった…………

「ねぇ、最近つまんなくな〜い?」

「あ、昨日の虫どうなったかな?」

「忘れてた! 死んでるかも……」

陽菜のランドセルの中の虫は干からびて死んでいた。

「あーあ、死んじゃったね」

「つまんな〜い」

「ま、いいじゃん! これだけでも効果あるって!!」








すいません;
一回切ります……

Re: ●○雨ときどき曇り○● 第19話up! ( No.103 )
日時: 2009/01/17 22:29
名前: 真紅 ◆TiP5As2jNc (ID: hWSVGTFy)
プロフ: ●○雨ときどき曇り○● ■□友達なんて……イラナイ□■読んでください!!

●○第20話○●  続き

「そだね〜陽菜、虫嫌いそうだし」

今日、陽菜は学校来るのかな?

「あ! 私いいこと考えた〜!」

杏里、最近腹黒いよね。

いじめられてるときとは、まるで別人みたい……

「それで、何々?」

「あのね————————————っていうのは?」

「いいじゃ〜ん!」

「杏里、冴えてる〜!」

綾が杏里の背中を押す。(綾、久しぶりの登場!)

「ちょ、やめてよ〜」

「アハハ、じゃ、また後で————」








〜杏里〜

はぁ、やっと体育の時間……

何か今日一日がとても長かったような気がする……

「杏里! いよいよだねっ!!」

「うん!」

作戦はまだヒミツ。

陽菜がどこかで聞いてるかも知れないからね((



今日の体育はボールを使う。

「じゃ、作戦スタート」

私は紗枝に小声で言った。


——コロコロ……(!?)

陽菜の前にボールを転がした。

「ん? 誰の?」

「あ、陽菜! ボールとって!!」

「う、ん」

陽菜は私にボールを軽く投げる。

「イタッ!」

「え?」

わざと痛そうな顔をする。

「ちょっと! 杏里になにすんのよ!!」

紗枝が怒る。

まぁ、作戦の一つだけど……

「え、ご、ゴメン……なさい」

「先生! ちょっと保健室行ってきます」

「あ、私付き添いで」

「分かった」






「作戦成功!!」

私達は保健室ではなく、教室に向かった。