社会問題小説・評論板

Re: ●○雨ときどき曇り○● (いじめ) ( No.27 )
日時: 2008/12/11 20:43
名前: 真紅 ◆TiP5As2jNc (ID: hWSVGTFy)
プロフ: ●○雨ときどき曇り○●読んでください!!

●○第6話○●

次の日————

「……最悪〜!!!!!」

何で? 私こんなこと聞いてないよ?

え? 何で最悪なのかって?

それはね……








「急な話だが、小田切が転校することになった」

「えぇーーーーーーーーーーーーーー!!??」

みんなが騒ぐ。

その中に、私も入っていた。

「親の仕事の都合らしい……」

羽月……————私たち、親友じゃなかったの?



教えてくれないなんて……酷いよ————

「では、授業を始める———」

授業なんて耳に入らなかった。

入れようとしなかった————






そして、今。休み時間に私、小原杏里は落ち込んでいたのである。

「杏里、ちょっと……」

「わっ!! な、何??」

驚いてるように言ったけど、勿論これも演技。

だって、教室に和菜がいるもん。

「いいから来て!!」

「ちょ……やめ……」

紗枝は、私の腕を引っ張って行く。

それを、和菜は、心配そうに見ていた。

たすけてよ!とか、思いながら紗枝についていった。

そして、教室から、少し離れたトイレで——————


「杏里〜、なかなかやるじゃ〜ん♪」

「え? そうかな?」

「うん! もう、あいつ絶対信じてるって〜」

「よかった」

ホント、よかったよ。

「で、何時ぐらいに裏切ろうか?」

「う〜ん? あ、じゃあ……」

———————

「オッケー! 任せて!」




この、内容は私と紗枝しか知らない—————