社会問題小説・評論板

Re: ●○雨ときどき曇り○● ( No.3 )
日時: 2008/11/23 14:28
名前: 真紅 ◆TiP5As2jNc (ID: hWSVGTFy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10475

●○第一話○● 

私、なんでいじめられてるんだろう……。

いつのまにかいじめられていた私。友達も次々いなく
なって……。

一人ぼっちになった私———

私の心は空と友に次第に雨につながった。

私の周りは雨ばかり。日なんてさしてこない。

だれか私を太陽でいっぱいにしてくれませんか?

誰か、明るい未来取り戻してくれませんか??





「いってきまーす…。」

今日も私はイヤイヤ学校へ。

いつのまにかいじめを受けていた私は明るい心から次第に暗くなっていた。

「どうして?」

聞いても答えて励ましてくれる友達もいない。

私の未来は消えてしまっても同じじゃないのか……。

「どいてどいてー!!」

バシャッ!!

誰かに水をかけられた。

「やったー! 命中。それ昨日の水溜りー!!」

また。いつものいじめ。

「ちょっと、そのまま教室来ないでよ! ちゃんとふいて!!」

「あ! でもぞうきんないんだったー! これでふいてね!」

グシャグシャ

「きゃー! それあらってないモップじゃーん不潔ー」

タッタッタ———

「ちょっと小原逃げるなよ!」

もう嫌。こんな学校。早く転校したい……。

ガラガラーッ

「うっわ! 今日もあいつら派手にやったねー」

「しょうがないよ。いじめられてるんだから」

「杏里!」

「きゃっ!」

「ん? どうしたの? 暗い顔してさぁー」

「羽月!」

私の唯一の友達。

「ごめんね」

「いいよ。早く髪直してきな! ぐちゃぐちゃだよ」

「うん、ありがと」

私は羽月といるとほっとする。

友達が近くにいればいじめられない。

「羽月! ちょっときてー!!」

「ん?」

私が髪を直してる間に中井萌が呼び出した。

「ねぇ。なんで一緒にいる訳? あいつと」

「えっなんでって……。」

「あんたはあいつ好きなわけ??」

「……」

「ふふ……。嫌いってことねぇー」

「じゃあ…私達の仲間に入らない? いじめって最高だし!」

「え……?」

「何? 私達の誘い断るの? どうせ嫌いなんでしょ?」

「あ……う、うん分かった」

「最初から素直に言えばいいのに。じゃあ、放課後教室残っててね!」

「う…ん」

あ! 戻ってきた。ってあれ? テンション低い……?

「羽月どうしたの?」

「え。いや……。なんにもないよ!」
 
「そう! 良かった。」

私は、知らなかった。



—————羽都季が裏切ったてことを……