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●○第８話○●

紗枝が嫌いなわけじゃない——————

和菜のせいにするの……———

まぁ、このことを紗枝は知っているしね。

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紗枝のブス、馬鹿、氏ね、イジメ最低！！！！！
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こんくらいでいいかな？

そこに和菜が来た。

「あ〜んり、何してるの〜？」

「え？　あ、ちょっと来て〜！」

「何々」

和菜は興味津々で、ノートを覗いた。

「え……な、何？　紗枝の悪口？」

「うん、そうだよ？」

「え〜？　バレたらどうすんの？」

「だ〜いじょぶだって！　それより、和菜もやって見ない？」

「え、う、うん……！　いいよ」

「じゃあ、ハイ。どうぞ！」

「ありがと」

私は、和菜にノートを渡した。

和菜は、それが自分のノートだということに気づかず机にしまった。

やった〜！　私の任務完了〜！！！

後は、紗枝———

　　　　　　　紗枝がノートを探すだけ————


——ガラ！

いいタイミングでみんなが帰ってきた。

「ねぇ、いまから和菜のノートにラクガキしようよ〜！！」

「賛成ーーーー！！！！！」

みんなが騒ぐけど、正直うるさい。

「ちょ、やめてよ！」

「あ、私これ！！」

紗枝が手にしたのは、あの悪口ノート————

「そ、それだけはダメ……」

必死にノートを返してもらおうとする、和菜。

「へぇ、見られたら嫌？」

「うん、だから、お願い……」

「うん、分かった。——————なんて言うわけないジャン」














紗枝がノートを開いた————