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社会問題小説・評論板
- Re: ●○雨ときどき曇り○● 第10話up! ( No.54 )
- 日時: 2008/12/14 20:46
- 名前: 真紅 ◆TiP5As2jNc (ID: hWSVGTFy)
- プロフ: ●○雨ときどき曇り○●読んでください!!
●○第11話○●
〜杏里視点〜
「えー、みんなにお知らせがある」
私が、和菜を裏切った、2日後のこと。
何だろう?
「………片山が———自殺した————」
え———————————…………?
ウソ? ホントに? 信じらんない……
これって、いじめが原因?
「だれか、思い当たることはないか?」
しーーーーーーーーーん………
そりゃ、言うわけないよね。みんなもいじめてたもん。
「そうか……今からいろいろ調べるので、今日は自習だ」
それだけ言うと、先生は教室を出て行った。
と同時にみんな騒ぎ始めた。
「ねぇ、和菜が自殺したってホントかな?」
「ありえねー、もうしんじゃったの?」
「もっといじめたかったのにぃ〜」
そんなの、私よりましじゃん。
私なんて、和菜を裏切りました、はい終わりだよ?
「みんな〜、新しいターゲット決めようよ〜!」
ピタッ! その、紗枝の声でみんなが静まった。
だって、自分がターゲットにされるかもしれないのに……
代表として、紗枝と綾が前にでる。
「誰か、意見はありませんかー?」
「ハイハ〜イ!」
「えっとぉ、桃野さんなんてどう? 和菜イジメにも参加してなかったし?」
桃野さんこと桃野陽菜「ももの ひな」ちゃん。
名前を呼ばれてギクッとしてる。
「賛成の人ー?」
「「「ハーイ!!」」」
桃野さん以外の人が手を上げる。
勿論、私も——————
「えーーー? なんでぇ?」
ちょっとブリッコだし〜、キモッ!
「先生いないし、さっそくやんない?」
「やろーやろー!」
全員でやるし、先生もいないから水をかける、ノートに落書き、蹴る、殴る、やりたいほーだい♪
「やめてぇぇぇぇえええええーーーー!!!!!」
「いや! やめな〜い♪」
やめてと言われても、「イヤ」の一言で終わる。
一人でもやるかぎり、
いじめはおわらない————————
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