社会問題小説・評論板

Re: ●○雨ときどき曇り○● 第15話up! ( No.84 )
日時: 2008/12/17 19:52
名前: 真紅 ◆TiP5As2jNc (ID: hWSVGTFy)
プロフ: ●○雨ときどき曇り○●読んでください!!

●○第16話○●

———私達は、話しながら教室に帰った。

勿論、陽菜のことを—————


「で、いいことって何?」

「あ、えっとね〜……」

萌が話してくれた作戦はこんな感じだった。

1、陽菜が理科室の掃除をしているのを確かめて、理科室に入る。

2、喋りながら、薬品がはいった箱に近づく。

3、つまずいたフリをして、薬品を陽菜にぶっかける。

4、先生が来たら、陽菜がやったと言う。

「結構いいじゃん♪」

「でしょ〜? 薬品かけて、あいつ死んじゃったりして〜?」

「それは、ヤバイかもよ〜?」

口では言ってるけど、全然やばいなんて思ってない。

だって、陽菜がやったことにすればいいんだもん。

ピーンポーンパーンポーン……(←

——今から掃除が始まります!————

あ、始まった。

「じゃ、行きますか」









理科室の窓を覗くと、陽菜の姿が……

——ガラッ!

「ヤッホ〜、陽菜」

「え? な、何しに来たの!?」

「え〜? 掃除手伝いに来た」

「そんなこと言ってまたいじめるつもりでしょぉ?」

よく分かってんじゃん、陽菜。

でも、ホントのことを言うわけにはいかない。

「ま、そんなことどうでもいいじゃん」

「とりあえず手伝うね!」

紗枝は薬品の近くに移動した。

「これ、運んでいい?」

「え? あ、うん」

そして、薬品の箱を持ち上げた——————

陽菜の近くを通って……






「あっ!」

つまずいたフリをした。







———バシャッ!!!!