社会問題小説・評論板

Re: Happinessな色 Unhappinessな色 ( No.5 )
日時: 2008/11/24 22:49
名前: ☆菜美 ◆FXzmrZiArI (ID: eWyMq8UN)

   ☆★ 第二話 『黒』という闇 ☆★

休み時間、アタシは玲菜たちと話していた
なぜか、男子達も混じってた

 「おい、篠原のことどう思う?」

圭吾(ケイゴ)が言ってきた
いま篠原って子は先生とはなしてる

 「ウザイ」

 「キモイ」

 「ぶりっ子」

 「時々、姫がはいってる」

小声だけどみんな怒ってるというか、呆れてるというか
まっ、アタシもウザイと思ってる

 「じゃあさ、ちょっとイジメてやろーぜ」

え!?そこまでいくの?

みんなもそう思ったんだろう。「え!?」って顔をしてる

 「バカか!
  何かをワザと落とすとかそういう軽いのだよ!」

あぁ〜よかった〜。そうだよね、優しい圭吾が言うはずないし

 「んでも、やるのは一日2人な。じゃないとバレるし。
  あいつのことだから、おおげさに言うだろ?」

みんなもうなずく。確かにあーゆータイプはそうなる
さっさと、順番を決めて明日からすることにした

 「ただし、これだけは守ってくれよ。
  ①落としたら無視!②なにか言われたら誤って拾う。いいな!」

イジメじゃないと思えるけどクラス全員やるしね
コレもイジメにはいるでしょ

今日は入学式、だから早く帰れる
といっても家に親はいないから、玲菜や圭吾たちと作戦を立てることにした

またもや、休み時間のはなし

 「アズ〜また絵かいてるの?」

アタシは絵をかくのが好き
だって、色にはいろいろな意味があるから

白は希望、青は静か、緑は自然、って感じに

 「うん、だって好きなんだもん」

とか、みんなたちと話してたら篠原が

 「うわぁ〜!下手な絵ぇ〜。愛華ならもっと上手くかけるよぉ〜。
  そう、私がいちばんなんですもの」

なんて言いだすからみんなビックリ!

ぶりっ子なのかお姫系なのかハッキリしろっての

でも、最後にこんな事をいうからひいた

 「黒は闇を意味する。闇は絶対に消えない。
  私から受ける赤と黒に染まった闇には・・・ね」

闇、黒、赤、染まる・・・・・・なんのこっちゃ分からない

でも、これがスゴイ危険なことっていうのは分かった

                      つづく