社会問題小説・評論板

Re: あたしの恋はいじめへ発展!? ( No.15 )
日時: 2010/01/02 17:06
名前: クッキー ◆2XwiVo0D5s (ID: FQaXdAFn)

〜6話〜

雅城 「俺と付き合ってください。」

何を言われたのか分らなくなった。



気づくとそこは自分の部屋?だった。

雅城 「急に倒れるなよバカ!」

結衣 「えっ?」

あたしは雅城の目の前で倒れたらしい。

雅城 「ここまで連れてくるの大変だったんだからな!」

結衣 「ごめん・・・」

さっき、あたし雅城に告白された・・・よね?

結衣 「あたし、何で倒れたの?」

雅城 「知らねぇよ。こっちが聞きたいくらい。」

雅城は何もなかったようにしてるし・・・

結衣 「・・・それより怪我は大丈夫?」

雅城 「まだ、ちょっと痛いけど大丈夫。」

結衣 「病院行かなくていい?」

雅城 「これくらい平気だし。」

結衣ママ 「雅城くん、わざわざありがとうね。」

雅城 「いえいえ、結衣にはいつも世話になってますから。」

結衣 「お母さんいいから出てって。」

雅城 「じゃあ、俺も帰るよ。」

結衣ママ 「いいじゃない、ゆっくりしてって。家も隣だし。」

そう。雅城の家はあたしの家の隣。

雅城 「親に叱られます。」

結衣ママ 「私から言っておくから大丈夫よ。」

雅城 「はい・・・」

結衣ママ 「どうぞ、ごゆっくり♪」

雅城もあたしのお母さんには勝てないのね。

雅城 「かっこ悪いところみせちゃったな。」

結衣 「前から、かっこいいところ見たことないし。」

いつも、かっこいいけど♪

雅城 「そうかもな・・・」

案外あっさり認めたよ・・・珍しい。

結衣 「そういえばさ、好きな人いないの?」

雅城 「気になるの?」

結衣 「彼女いるって、嘘ついたかわりに教えてくれてもいいじゃん。」

雅城 「好きな人・・・いるよ。」

結衣はなんと言ったらいいのか分からなくなってしまった。

結衣 「そうなんだ・・・」

雅城 「たぶん、ばれてると思う・・・」

結衣 「・・・あたしも、ばれてるかもしれない。」

雅城 「へぇ〜、お前も好きなヤツいるんだ。」

結衣 「どうせ、あたしは誰からも好かれない寂しい子ですけど。」

これで、雅城がなんて言うか・・・

雅城 「そんなことないだろ。」

・・・告白?←ただのバカです。

雅城 「隆史からは好かれてるじゃん。」

・・・隆史のみんなはかっこいいという(結衣は気持ち悪いと思う)あの笑顔を思い出した。

結衣 「やだ。気持ち悪い。」

無理。あんな人。

雅城 「良かったな。」

結衣 「何も良くないよ。」

雅城 「あっ、そうだ。明日、国語は抜き打ちテストがあるみたいだから勉強しておけよ。」

結衣 「聞いてないし!」

雅城 「抜き打ちだから先生は言わないんじゃね?」

結衣 「なんで知ってるのよ?」

雅城 「聞こえちゃったから。俺も勉強しないといけないからもう帰る。」

結衣 「雅城様、一生のお願いです。私に勉強を教えてください。」

雅城 「忙しいから、断る。」

きっぱり断ったよ・・・

結衣 「たまには教えてくれてもいいじゃん・・・あっ、やっぱり隆史くんに教えてもらうからいいや。雅城より頭よさそうだし。」

雅城は隆史だけには負けたくなかった。

雅城 「どこが分かんないんだよ?」

結衣 「えっ?全部。」

雅城 「はぁ?」




先生 「えっと・・・できれば帰りの会までに返したいと思います。」

結衣 「すごい!本当にテストあったね。雅城のおかげで出来たよ。」

雅城 「昨日3時間もかかって出来なかったなんて言わせないから。」

結衣 「ありがとうね。」

隆史 「結衣ちゃん。」

結衣 「何ですか。」

隆史 「明後日、連休だから俺のところの別荘に来ない?美奈ちゃんも誘ってあるから。雅城も来る?」

隆史は雅城のほうを向いた。

雅城 「お前の別荘なんて死んでも行きたくねぇよ」

結衣 「あたしも、いいです。」

隆史 「海がきれいだよ。美奈ちゃんも来るのに。」

結衣 「本当に美奈も行くんですか?」

隆史 「美奈ちゃんは俊哉も来るって行ったら喜んでたからね。」

美奈は俊哉と付き合っているらしい。あまり様子は分かんないけど・・・

結衣 「海・・・いいですね。」

雅城 「お前、本当に言ってるのか?」

結衣 「雅城には関係ないでしょ?」

隆史 「じゃあ、雅城は行かないのね。」

雅城 「おい、待て!・・・俺も行く。」

隆史 「待っているよ。高階 雅城・・・」