社会問題小説・評論板

Re: あたしの恋はいじめへ発展!? ( No.4 )
日時: 2010/01/01 18:54
名前: クッキー ◆2XwiVo0D5s (ID: VHURwkNj)

〜2話〜 前半

結衣 「雅城に彼女がいたなんて・・・」

涙が止まらなかった・・・



美奈 「どうした?元気ないじゃん?」

結衣 「助けて・・・今この状況から抜け出したい・・・」

美奈 「何があったの? でも、良かったね。あたしたち、一緒になれて! 結衣の気になるアイツとも。」

結衣 「でも、そのアイツに彼女いるんだって・・・ありえない。」

もう、生きていけない・・・って言ったら、大袈裟かな?

美奈 「マジで! 誰なの相手は?」

結衣 「・・・分かんない」

美奈 「結衣と違って分かりにくいもんね・・・」

結衣 「うちってそんなにわかりやすい?」

美奈 「うん。わかりやすい上に鈍感だし・・・もう、ばれてるんじゃない?」

結衣 「・・・」

鈍感か・・・

美奈 「で、でも雅城も鈍感だからわかってないよ・・・多分。」



「キャーーー!」

耳をつんさぐような女子の声。

紀乃 「おはようございます!隆史くん」

小雪 「かっこいい・・・」

隆史 「みんな、おはよう♪」

微笑みながら挨拶を返す。

結衣 「ああいうの無理・・・」

美奈 「だよね・・・」

隆史 「結衣ちゃん、おはよう♪」

何で知ってるのー?

結衣 「な、なにコイツ・・・」

隆史 「一緒のクラスになれて嬉しいな。」

結衣は、隆史と初めて同じクラスになった。

そして、隆史は結衣の手を握った。

結衣 「ひぃっ!」

隆史 「よろしくね。」

気持ち悪・・・

彩夏 「なんで、野中さんのことばっかり・・・」

雅城 「結衣に手ぇ出すんじゃねぇよ!」








〜2話〜  後半

雅城? 何で?

隆史 「えっと・・・雅城くんだっけ? かっこいい顔が台無しだよ。もう少し言葉遣いを気をつけたほうがいいんじゃないかな?」

雅城 「余計なお世話だっ!こんな奴、相手にしてられない。行くぞ。」

結衣 「う、うん」



春菜 「隆史くんに手を握ってもらうなんて・・・」

愛美 「それに何?あの雅城って奴。隆史くんをなんだと思ってるのかしら!」

紀乃 「野中結衣・・・覚えておきなさい。」



結衣 「・・・なんで雅城があんなこと言ったのよ?」

彼女いるくせに・・・

雅城 「別にいいだろ何だって!・・・でも、1つだけ言っておく。佐々木紀乃に注意しろ。」

結衣 「佐々木紀乃?」

雅城 「髪の長くて・・・」

結衣 「それって、もしかして・・・雅城の彼女のこと?」

雅城 「・・・お前、本当にバカ!」

雅城に大笑いされた・・・

雅城 「あいつ、隆史のファンクラブに入ってるんだろ?」

結衣 「けっこう、かっこいいもんね。」

雅城 「あ、あぁ・・・ってか俺、彼女いないから。」

はぁ?

結衣 「さっきの・・・嘘?」

雅城 「本気で信じてただろ?」

信じてたよ。でも、良かった。

結衣 「誰からも信用されなくなるよ。」

雅城 「騙されるのが悪いんだよ!バカ!」

笑いながらバカにするなんて・・・!

結衣 「やっぱり、隆史くんみたいに言葉遣い、気をつけたほうがいいと思うけど・・・バカとか言われると傷つく・・・」

雅城 「あっ、ごめんなさいね。結衣ちゃん。」

結衣 「まぁ、雅城がいつもと違うとこっちも調子が狂うけど・・・」

雅城 「口が悪いのは自分でも分かってることだし。ゴメンな。」

珍しい。雅城が謝るなんて。

結衣 「やっぱり・・・雅城は今のままが一番だよ。」

雅城 「な、なんだよ。お前がそんなこと言うと背中がゾクゾクするし!」

ムカつく・・・

結衣 「あんたなんか大っ嫌い! サイテー!」

雅城 「そんな怒るなよ。」

結衣 「バカ!!」

雅城 「おい、結衣っ!」

結衣 「うるさい! あたしの近くに居ないで! 気持ち悪い!」

雅城 「・・・分ったよ! こっちこそ、お断りだ!」

雅城は、教室に戻ってしまった。

新学期から喧嘩か・・・

あたしが素直になれたら・・・