社会問題小説・評論板

Re: あたしの恋はいじめへ発展!?  14話更新 ( No.62 )
日時: 2009/11/23 16:19
名前: クッキー ◆KStvGGAJZg (ID: NR7cmmw2)

〜16話〜

翌日・・・

でも、海と言ったものの去年の水着しかないんだよね・・・

結衣 「ごめん。やっぱり、遊園地じゃダメ?」

雅城 「いいけど、どうした?」

結衣 「いや〜・・・まぁ・・・」

雅城 「分かったよ。」

雅城は遊園地のあるC町に向かってスタスタと歩きだした。

それにしても、歩くの早すぎ。少しくらい合わせてくれてもいいのに。

結衣 「ちょっと待ってよ!」

引き留めるために手を伸ばした。

雅城 「へぇ・・・今日は積極的じゃん。」

結衣 「置いてったのは誰よ?」

その後、手をつないで遊園地へ向かった。

何を話せばいいか分かんないし、雅城の顔をまともに見れないからずっと俯いてた。

いつも雅城は余裕がある気がする。

あたしばっかりドキドキしてるのかな・・・

雅城 「結衣?着いたぞ?」

結衣 「あっ、うん・・・」

雅城 「チケット買いに行ってくるから、ここで待ってろ。」

結衣 「分かっ「あっ!ラブラブカップル発見!!」

振り返ると、そこには美奈と俊哉がいた。

ラブラブカップルって・・・

美奈 「デート?」

結衣 「あっ、えっ、まぁ・・・」

雅城 「・・・おっ、俺、チケット買ってくる。」

美奈 「まさきー、余ってるからこれあげるよ。」

雅城 「えっ?マジで!?」

美奈 「昨日、雅城にも結衣にも悪いことしちゃったからさー。」

結衣 「ありがとー!大丈夫、昨日のことは気にしてないから。じゃ、遠慮なく貰っちゃうよ。」

美奈 「一緒にまわんない?ダブルデートってことで。」

結衣 「いいねー!」

良かった・・・雅城と2人じゃ緊張しすぎて何も話せなかったかもしれないし・・・

美奈 「あれ、乗ろう!」

結衣 「うん!」

遊ぶのが久しぶりで興奮してます。

2人とも彼氏を忘れて。






あっという間に見えなくなった。

置いてくなよ・・・

何か話さなきゃ・・・


雅城 「部活、どう思う?」

俊哉 「どう思うって何が?」

雅城 「やりにくくないの?」

俊哉 「めっちゃ、楽しいけど?」

嫌味に聞こえるのは俺だけか?

俊哉 「雅城だってすっごく楽しそうじゃん。隆史に可愛がられて。」

雅城 「あぁ、楽しかったよ。でも・・・俺もう行かないから。」

俊哉 「耐えられなくなって辞めるってことか。」

雅城 「俺、南中の顧問にスカウトされたんだ。」

俊哉 「南中って、あの強豪の南中?」

雅城 「たぶん、その南中だな。」

俊哉 「転校するのか?」

雅城 「するわけねぇじゃん。結衣をおいてけねぇからな。」

俊哉 「なんだ。結局いかねぇのかよ。」

雅城 「部活の時間だけ。こんなところじゃ、やってらんねぇから。」

俊哉 「ふ〜ん・・・」

雅城 「まぁ、頑張れよ。」