社会問題小説・評論板

Re: あんたなんか…死ねば い い の に… 15UP↑↑ ( No.102 )
日時: 2009/04/18 13:23
名前: 瑞  ◆i3OxY99MBI (ID: mkQTRQtj)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=11158

番外編☆詩織の家族1

7年前...

あたしが7歳の時にパパとママは…

大麻を始めた。

当時7歳のあたし…

親の愛情なんて…覚えてない…知らない…

普通の家庭なんて知らない…


昼間に親は出て行く。

『そこの弁当でも食っとけ』

パパの冷たい言葉...

「詩織,適当にしててね」

ママの適当な言葉...


    「うん…いってらっしゃい」


帰ってくるのは夜の12時以降。

あたしはいつも待っていた。


でも…

    ガチャッ...


「おかえりママパパ!!」

「なんだ〜まだおきてたの。さっさと寝なさい」

『俺ら疲れてんだよな。こっちくんな』


悲しいよ…


   でもお姉ちゃんと助け合って生きてきた。


「お姉ちゃん…」

「大丈夫。あたしがいるから」

中1のお姉ちゃんはしっかりしている。


あたし達は話し合った。


    このうちを出て行こう。


「今日も適当にそこら辺の食べといてね」

ガチャッ…


ママとパパが出て行って…10分たった頃。


「そろそろ行こうか…」

「うん…」

幸せな家庭なんて…知らない。