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18，お姉ちゃん

あの日から部屋から一歩も出ていない。

ただ...ボ———っと。

ガチャ...



お姉ちゃんが入って来た。

あたしには親がいないから...

お姉ちゃんと二人暮らし。



「玲奈...詩織ちゃんのお葬式...本当にいいの??」


行く気なんてしない...

動く気なんてしない...

ただ静かにボ———っとしていたい...


お姉ちゃんがこっちに来た。

少し真剣な顔をしている。


バシッ...


えっ...



　　　　　　　　　　　　————痛い


叩かれたんだ...


「もうこれで最後なんだよ!!!いつまでもそうしてんじゃないよ!!!」

お姉ちゃんは泣いている...

確かにそうなのかもしれない...

　　　　　　　でも



違うっ!!!

　　　　
　　　　　　でもじゃない...


あたしは言った。


「詩織に...会う」

お姉ちゃんはうなずいた。


お姉ちゃんって優しいね...


　　　　　お姉ちゃんのおかげだよ。