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06，覚えにない出来事
あたしだけが辛い思いしてればいいのかなぁ…

皆を巻き込んだのはあたし…

あたしのせいで…

瞳や翔が…

「玲奈…」

「玲奈…さんでしょ」

「玲奈さん…あたしがどうしたらいいんですか…」

「詩織がこの学校からいなくなればいい

なんて思ってるんじゃないよ!!

あんたは…このままあたし達の

おもちゃとしていき続けたらいいだけよ」

あたしはやっぱりおもちゃのままなんだ…

「詩織だって…あたしをおもちゃにしたじゃない…」

そういった瞬間…

詩織は涙を流した…

「えっ…?」

『玲奈さん?!』

龍也が聞く…

「何でもないわ…今日わもう家に帰るわ…」

ガラッ…

玲奈が出て行った瞬間…

一斉に皆がこっちを向いた…

「意味分かんないケド玲奈さん可哀想〜」

『近藤意味分かんないよな〜』

「詩織最悪…」

皆がこっちを見ながら小声で話している…

聞こえてるけど…

あたしは教室から出る事しか出来なかった…

「あたしが玲奈をいじめたって事なの…?」

分かんないよぉ…

覚えてないのかな…

玲奈の事あたしがいじめたの…??



分かんない…