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第二章*もしかしたら…
09，いじめが終わる?!

玲奈は泣き続けている。

「玲奈ァ…ごめんね」

あたしが初めて玲奈にきちんと謝った日だった。

「もう・・・・・から」

玲奈の泣き声と混ざってよく聞こえなかった。

「何て?」

「もう…いじめやめるからッ」

　　　　　も　う　い　じ　め　や　め　る　か　ら

嘘…やっと…あたしに自由な時間が与えられるの??

「あたしが…あたしが1番いじめの辛さわかってるのに!!


詩織ぃ…ごめん。うああああああああッん!!」

玲奈が…あたしに…


　





　　　　　　　　　　　　————ご　　め　　ん





謝ってくれた…


もうあたしは…

1人じゃないんだ…　　　

苦しまなくていいんだ…

玲奈とまた仲良くできるんだ…

あたしはもう…

いじめられないんだ————

「元はといえば…あたしが玲奈を…」

「違う!!いじめはダメだってちゃんと詩織に言ってあげるべきだった」

玲奈…

玲奈は凄く優しい心を持ってるよ…

玲奈は…

いつも…あたしをいじめてて笑ってる時だって

心は優しかったんだね…

玲奈，今では親友って言えるかな…









でも————



　　　　

　　　あたしはバカだったよ…





　　あまかった........