社会問題小説・評論板

Re: * 12才のNo.1キャバ嬢 * ( No.38 )
日時: 2009/09/18 20:48
名前: 杏里 (ID: IsQerC0t)

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『エミリさ〜ん?指名されましたー』

助かった・・・。



「覚えてなさい。」




ぞくっとした。

私の耳元で小声で言い、去っていった。









怖い・・・・怖いよ!!



「瑠奈?帰るわよ?」


「彩美さんっ!!」

すごく安心した。



「ん?泣いたの?」


 

      彩美さんに相談しよっかな・・・。


      {覚えといて}

エミリさんの言葉が頭に過ぎった。


「ん・・・ううん!!あくびだよ!!」


「?そう・・・。あ!!店長から今日の給料もらったよ★」


「あ・・・そぅなんだ・・・。」




帰り道—...



「あんた、やっぱりなんかあったでしょ?」



「え?」

「あくびにしては様子が変だから。」



心配してくれてるの...?




「ううん!!ほんとになんでもないよ!」


ありがとう、彩美さん。私頑張ってみるよ。




「両親のことなら安心しなね?」

「え?」



「私の親は・・・借金つくって私捨てたんだよね。

   あんたみたいに—...

だから、私はホームレスで、借金返してるんだけど。

ある日、両親たまたま見かけたんだ。そしたら・・・

あいつらは新しい子供作って、

幸せに暮らしてたよ。


その子・・・まあ私の妹が。

      すごく憎かった。


だから、私はあんたの気持ちよく分かるんだ。


     絶対探し出すから。」


え・・・彩美さんにそんな過去があったの・・・?



「ありがとうっ・・・。」


つらかったよね・・・彩美さん。

私が支えるから。




この時は、まだ、私が彩美さんの恨みの原点なんて・・・全然思わなかった。


*☆*つづく*☆*
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