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>>☆月★るな☆

勇樹のことを忘れないでやって下さい!!!!!!ｗ



♯43


「おはよ〜」

「おはよう、美羽^^」


美杜は優しい笑顔を見せる。



〝美杜を殺せ〟



弥華さんの言葉が脳裏に過る。


「でも....あれから何にも言われないし……」

「どうしたの、美羽？」

「何でも無い^^」


やっぱり冗談だったんだ、



ドンッ



「ごめんなさいッッ大丈夫ですか？」


綺麗な紺碧の瞳と髪の毛。


「……大丈夫」


小雅 美澄、無愛想で有名な美少女。


「あの子、確か〝虐待〟されてたんだってね」

「ふ〜ん......てか何で転校生なのにそういう情報知ってんの？」
「皆が話してるよ」

「マジで！？」

「美羽が知らないだけだよ」


〝虐待〟って言う私には非現実な言葉は。

すぐに頭から離れて行った。


「昨日のドラマ見た？」

「あの、ヒロインが病気になるやつ？」

「そうそう。結構おもしろかったよね」

「そうかなぁ……」

「おもしろいって、美杜の目は節穴だなぁ」


自分があり得ることはしっかりと頭に残る。

だけど現実性は持てないのだ。

死ぬまで死をリアルに感じないのと同じこと。



「勇樹君、ホントどうしちゃったんだろ……」



「何であんな悪ガキのこと、気にするの？」



早く、忘れたいのに.......