社会問題小説・評論板

Re: *。・ホントウノコト・。*一話cp★ ( No.11 )
日時: 2009/05/13 18:28
名前: 凛雪 ◆.QjHDtkYOg (ID: BfXEK8t.)

いやほう(−ω−)ノシ
ピアノ教室から帰ってきたよ☆
小説cpするね♪

(第○話、というのを、#○に変えるね☆)

  #2  *。・クラスのトップ・。*

バシャァァァァァァァァン…

「おはよう、ぬれねずみちゃん(^∀^)V」

皆の笑い声が、どっと巻き起こった。

ドアを開けた瞬間、バケツの水が私の頭に降りかかったのだ。

今、「おはよう、ぬれねずみちゃん(^∀^)V」と笑ったのは、藍川 奈々。
隣で、おかしそうにクスクス笑っているのが、飯田 世良。

そして、私の机に、足を組み悠々と座っているのが———

このクラスの頂点でもあり、世界トップクラスの証券会社の令嬢。

     ———伊集院 姫———


フリルがたくさん縫い付けられた制服、くるくるとカールした髪。
大きな赤いリボンをつけ、まさにお姫様、って感じなのだ。

見た目だけなら、まるで天使のようにかわいい。
すらりとしたルックスも、スーパーモデル顔負けなのだ。

でも、性格が最悪。人をいたぶることでしか喜びを感じられない、
悪魔のような性格なんだもん…。

奈々や世良だって、かわいいほうだと思う。
長———いストレートの茶髪に、赤いカチューシャの奈々。
ショートカットに、ぱっちりした目が印象的な世良。

性格がああじゃなければ、きっとモテモテなんだろう。



「いけませんよ、姫様!!そんなところに座ったら、制服が汚れちゃう…。
こちらの椅子をお使いください」


奈々がどこからか椅子を持ってきた。
どこにあったのか、本当に豪華な椅子だった。
金の装飾、赤いベルベットの背もたれ。
テレビでしか見たことのないような、玉座みたいなやつ。


「ありがとう、奈々。ご褒美に、好きなだけそこの
ぬれねずみと遊んでいてよくてよ」



姫は、上品な笑顔で最悪のことを言う。
そして、足を組み、頬杖をついて、私がいじめられるところを、
本当に楽しそうに観察している。


世界のトップともあろう会社の令嬢がこんなだなんて、聞いて呆れるよ。


そもそも、こんなことになったのは…。