社会問題小説・評論板

Re: *。・ホントウノコト・。*#番外編3cp☆ ( No.39 )
日時: 2009/05/24 17:23
名前: 凛雪 ◆.QjHDtkYOg (ID: BfXEK8t.)
プロフ: *。・ホントウノコト・。*アンケ中!!ヨロシク☆

愛音
おう!頑張れ!!

#6 *。・呼び出し・。*

「きゃああ!!やめてえええ!!」

「ぬれねずみには泥水がお似合いよ!あ、どぶねずみだっけ?」

「アハハハハハ!!奈々ー、それ言いすぎー」

「その水、そこのどぶからさらってきたやつだから、
 虫とか入ってるんじゃない?」

「えー、最悪じゃん!」

「ちょっとかわいそうだから、雑巾でお掃除してあげよっか!」

「アハハ、和歌ー、感謝しなよね!」

雑巾を口に入れられた。うええ…これ、洗ってないやつじゃん…



スターン!!


「ハイハイ、そこまで!和歌っだいじょーぶ??」


私はいつもこのときを待っている。
愛夢ちゃんがいると、皆は私をいじめないのだ。

愛夢ちゃんは、姫の片思いの相手、桐島 雄飛の双子の妹。

「あたしのこといじめたら、雄飛に言いつけてやるんだから!」

といった具合に弱みを握られている(?)姫は、
愛夢ちゃんに何にもできないのだ。

姫の信者たちも、姫に「愛夢に手を出すな」と言われているらしく、
愛夢ちゃんがいれば私は無事なのだ。



「愛夢…雄飛様のためとはいえ、邪魔ですわね…
 そうだわ!」



ガサ。

「ん?なんだ?」

それは、手紙だった。ピンクやら白やら、ブリブリの
便箋には、正直ひいた。

『今日の昼休み、屋上にくること。
 また、一人で来るように。』

文字的に、奈々であることは確か。
何のようだろう??

「和歌…ついていこうか?」

心配そうな愛夢ちゃんに、私は笑顔で首を振った。

「大丈夫。すぐに戻ってくるよ」

愛夢ちゃんまで巻き込みたくないの…

仲間を連れて行ったら、どうなるかわからない。



でも、この後私は後悔することになる。



こんな呼び出し、無視すればよかったと…