社会問題小説・評論板

Re: *。・ホントウノコト・。*#6cp☆ ( No.42 )
日時: 2009/05/29 21:08
名前: 凛雪 ◆.QjHDtkYOg (ID: BfXEK8t.)
プロフ: *。・ホントウノコト・。*アンケ中!!ヨロシク☆

こん^^
では、#7を…こーしんッ(^∀^)ノ=☆バヒュ

#7 *。・無力・。*

「何かご用ですか??」

「あら、きましたわね、おばかさん」

「なっ…」

ここは屋上。呼び出し(>>6)を受けてやってきた。

「ホントですよね〜。あんな呼び出し真に受けるのは
 おかしいですわ」

「なんですかそれっ!『ここに来て』って言ったから
 来たのに!」

必死で言い返す私を見てクスクスと笑う3人。

何…なんなの!?

突き刺すような冷たい笑みに思わず後ずさった。





「もしかして本気に思ってたの?あんな呼び出し。
 奈々ちゃんからなんておかしいと思わなかった?
 愛夢ちゃんに邪魔されずにいじめを楽しむだけに
 決まっているでしょ、おばかさん」





普段はおとなしくクスクス笑っているだけの世良が口を開いた。

怖かった。

見下したような視線に、低いトーンの声。

なんか、世良の本性を垣間見たというか…



「来たからにはたっぷりいじめさせてもらうからね。
 いじめ道具はいっぱいそろってるんだから」



世良が卵を投げると、奈々も卵を投げ始めた。
どこに隠れていたのか、姫の信者たちが次々と…





終わった頃には、私も屋上もベタベタの真っ黄色だった。

「アハハ!汚れちゃった☆あんた、掃除しといてよね!」

静かに掃除を始めると、皆満足した顔で帰っていった。

皆が帰ったあと、悲しくて静かに泣いた。

「大丈夫、和歌!?」

愛夢ちゃんがきてくれて、私は愛夢ちゃんに全てを
語った。そして泣いた。

愛夢ちゃんが背中をさすりながらなぐさめる。



愛夢ちゃんがいないと何もできない私。
一人では「やめて」っていえない。
無力で弱い私。



私なんて、いらないのかな…?