社会問題小説・評論板

Re: *。・ホントウノコト・。*#10cp☆ ( No.54 )
日時: 2009/06/04 18:20
名前: 凛雪 ◆.QjHDtkYOg (ID: BfXEK8t.)
プロフ: *。・ホントウノコト・。*アンケ中!!ヨロシク☆

愛音
超常連は愛音一人だよ〜〜〜〜
といより、愛音しかお客さんがいないよ〜〜〜〜
次回は…今から書くよん♪
ではっど〜ぞ〜!!

やっぱりタイトルは漢字・仮名もアリで…
『ツイオク』だと『ハイオク(ガソリンスタンドでよく聞く)』っぽいから^−^;

#11 *。・追憶・。*

「和歌、どうして3人を思い出したいの?」

愛夢ちゃんが言う。

3人は一体どうしちゃったんだろ…?

「ん?いや、3人に謝りたいな〜と思ってね」

適当にごまかした。

愛夢ちゃんは静かな声で言った。

「本当に忘れちゃったんだね、和歌…


  ううん、いいや!あたしは和歌を攻めないよ!

でもね、和歌はもうあの3人には謝れないよ…」

「え…どうして?」

確かに私はあの子達のこと忘れていたし、いじめていたし…


でも、だから謝りたいのに、どうして…?


「あの3人はね…もういないよ。

会えないよ。

  だって…









あの3人は、死んじゃったから」

「え…!?」




愛夢ちゃんはそれきり口をつぐんだ。

夢なら醒めてほしかった。

頬を思いっきり引っ張った。痛かった。夢じゃない…




「3人はね、自殺したんだ。

いじめに耐えられなくてさあ…

あたしたちが殺したみたいなもんなんだよ、和歌。

あの時和歌は泣いて

『もうこんなことは二度としないよ』

って言ったんだ」




愛夢ちゃんの、やっと開いた口から告げられた答えは、
残酷なものだった。


『あたしたちが殺した』…?

私が、あの3人を、殺した…!?

殺した
ころした
コロシタ…

「嘘でしょ…誰か、嘘って言って…愛夢ちゃん!!」

愛夢ちゃんは口を開かない。


悲しそうな茶色の瞳で、私を見つめるだけだった。


                *。・続く・。*