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＊七話＊#雷

「風。」

「ん？」

一瞬、目を合わせる。

それだけで、俺と風は意思の疎通を図ることができる。

「あぁ、わかった。」

二人で外に出る。

外は、美香が倒れたには合わない快晴だった。

「なぁ、風。」

「なんだ？」

「俺達で、探さないか?」

「…めんどくせーよ。」

風は続ける。

「俺たちはあいつが戻ってくるまであいつのポストを守る。それだけだ。」

・・・そりゃ、そうだ。

俺たちはあいつに作られた人造人間、アンドロイドなのだから。