社会問題小説・評論板

Re: 途切れた約束 ( No.2 )
日時: 2009/05/24 19:58
名前: クロウ (ID: 1.Bbg0di)
プロフ: http://<<宝探し屋>>やってます

第一話

「な〜、秋葉、今回虐められんの誰だろうな?」

俺はそう秋葉に聞く。

秋葉は俺の親友。優しくて、かっこよくて、人気者。

俺にはないものを全部持ってる。

秋葉は

「さあ?それは先輩が決めるから僕は分からないな」

と言った。俺はそれを聞き

「まっ、そりゃそうだよな〜」

と言い笑った。

           —廊下にて—

「なぁ、今日のテストどうだった?」

「う〜ん・・・。微妙」

俺がそう聞くと秋葉はそう言う。

そんな風に話して歩いていると、先輩にぶつかった。

なんか怖ェ〜先輩に

「・・・・うん、無視しよ無視(小声)」

俺はそう言って何も無かったのかのようにスタスタと・・・

「オイ待てよ」

歩けなかった。呼びとめられたから

「なんすか?先輩」

俺は何も無かったかのようにふるまう。

だけどこれ絶対ぶつかったの分かってるよね?

「人にぶつかっておいて謝らねえのはどうかと思うぞ」

先輩がそう言う。わ〜、ガラ悪〜ぃ。

しょうがねえな〜。謝っか。

「じゃあ、すいませんでした(めっちゃ棒読み)」

それ聞いて先輩は

「じゃあって何だ!じゃあって!しかもなんで棒読みなんだよ!」

って突っ込んできた。

んなこと言われてもね〜・・・・。

「じゃあはじゃあでショ」

今まで驚きで固まっていた秋葉はそれを聞き

「か、幽美!!先輩に失礼だよ!」

と言ってオロオロとした様子を見せる。先輩は

「なめてんのかコラーーーー!!」

って言って、殴ろうとする。

だ〜け〜ど。

俺が避けたから近くのゴミ箱に突っ込んだ。

んで、頭打って伸びちまった。

プププ・・・・。これないわ〜。

俺はその後、小さい声で笑いながら秋葉と一緒に教室に戻った