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第十話



ここは屋上。ついでに俺はサボり中。

「あ〜、授業嫌だ」

（サボってるのにそんな事言うんですか？ｄｙクロウ）

「否だってよ、俺、成績の方は十分大丈夫だからさぼっても良いんだって。な？蓮、智哉」

二人は虐められてても、友達でいてくれる。

男の方が永山　智哉（桃華さんありがとう）

女の方が柚木　蓮（ライトさんありがとう）

二人は…凄く仲が悪い。

だが、結構似てて、いいコンビだと思う…

「大体よー、なんでお前が此処にいんだよ」

「なんだと？僕は幽美とここでさぼっていただけだ。そこにお前が来たんじゃないか」

え？ちょ、二人とも？

「なにを!!」

「やるか!?」

ギャー！ワー！


前言撤回。やっぱこの二人仲悪いかもしんない。

仲間になってくれるのは嬉しいけど、多分虐められてる時、喧嘩して全員巻き込まれるんじゃ…。

「お前ら止めろ」

お、怜が止めに来た。

「おー、怜！お前さっき彫刻刀ささったよな。大丈夫だったか？」

智哉は男子には優しい。怜は

「意外と大丈夫だった」

と言って、俺の隣に座る。

…結構、騒がしい日常も楽しいかもな。

俺はそう思いながら、給食の時間までこの四人と喋っていた。