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社会問題小説・評論板
- Re: 途切れた約束 ( No.409 )
- 日時: 2009/06/27 15:29
- 名前: クロウ (ID: w.BkwDH0)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12371
第十一話
早ぇもんだな。
もう2学期か…。
中学校の学習めんどくせぇ〜。
虐められているのにこんなふうな考え抱いてんの俺だけか?
まあ、良いや。教室いこ教室。
どんなもん飛んできてもスル—だスル—。
「おはよ…」
俺がそう言う前に飛んでくる包丁。
ヤベ、疲れとだるさで避けれねぇ。
…どうっすかな…。
グサ
…?痛くねえ。
俺が目を開けてみると、目の前には、一つの包丁をキャッチした葵瑠とグサグサ包丁か刺さった怜がいた。
「大丈夫か?」
怜はそう聞いてくるが、お前の方が大丈夫じゃなさそうだぞ。
少しは餓鬼らしく騒げよオイ。
皆は、怜の針山状態よりも、二人が俺を助けた事に驚いていた。
「君達、そいつを助けるワケ?君達も虐められるよ?」
秋葉は二人に向かってそう言う。
二人は、声を合わせて言った。
「「虐められるなんてどうでもいい。みじめな奴を助けない人間は、ただのクズだ」」
わー、俺が言えないけど酷ぇ〜。
秋葉は、面白くなさそうに席に座る。
俺も席にすわ…。
あれ?なんか滑る。何これ床に赤い液た…。
…これ怜の血—————!!
「怜!お前少しは痛がれ!!」
痛がんないから包丁刺さってたの忘れてたじゃん全く…。
俺と葵瑠は、その日怜を保健室に連れて行き、少し授業に遅れた。
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