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☆゜。#１３。゜☆

—凛目線—

凛はその時丁度、体育館を通った。
何か声がするな、と思い—
体育館のドアから覗いた。

そしたらなんと—

未来ちゃんが誰かに連れて行かれる様子だった—

「えッ・・・・・?み、未来ちゃんがつ、連れていかれた・・・・?未来ちゃんは強いはずなのに・・・?」

凛は唖然となった。
だって、強いはずの未来ちゃんが連れて行かれて—

何故?セト君とモト君が居たのに・・・・・・
何で未来ちゃんを連れて行くの?

それだけで凛は—　凛は—
頭が精一杯だった。

ここで泣くのも堪えたよ?
未来ちゃんの為に全力を尽したよ?

なのに—　なのに—

「何で未来ちゃんが連れて行かれちゃったの?ねぇ、ねぇ—」

凛は、セト君に聞いたけど—
答えてはくれなかった—

そう思ったら、急にセト君達が歩き出した。
あの黒い組織の人を、どうやら追っているらしい。

(よし!!凛もついて行って、未来を助けなきゃ!!)

凛は、未来ちゃんの為、セト君達の後をついて行った—