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⑮　+翼目線+

　ガラララッ!!!!

　今日も、アイツが来た。

「あれ・・・玲美じゃん　また学校来たの??」
「勝手に言ってなさいよ　私　もうアンタなんて怖くない!!」

　な・・・っ!!?　何、コイツ・・・!?
「なっ・・・　生意気なんだよ!!!!」

　バシャアアアァァァ!!!
「きゃっ　冷た・・・っ」
「玲美　大丈夫??」「うん・・・」

　柚月!?　なんであっちにいるんだよ・・・っ
「おい、柚月!!　あのことバラすぞ!?」

「————いいわよ　先生いは謝って　許してもらえたから」

　生意気・・・・・・っ!!!!　絶対に恥かかせてやるっ!!
「ねっ・・・ねぇ、皆————!!　あのねっ・・・、あの・・・　あの・・・っ」

「何??　何も無いの??」「意味分かんない」
　く・・・っ、思い出せない!!!!

「ほぅら　私の弱みなんて　それしか知らなかったんでしょ??」
　もう・・・知るか!!!!　嘘言ってやる!!!!!!

「あのねっ　コイツ・・・中学デビューだったんだよ!!」

　ザワッ!!

「え〜」「中学デビュー？」「ダッサ」「キモっ」

「なっ・・・　何嘘言ってるんだよ!!!!」

　「ストォ〜ップぅ」

「「「「!!?」」」」
　だっ・・・誰??

「ねぇ・・・柚月・・・鼎・・・知ってる人??」
「ううん・・・知らない・・・」「私も・・・」

「んもぅ♪　皆は、照れちゃってェ☆」
「陸、知ってる?」
「いや。　皆知らないから」

「えぇ〜??　亜衣チャン　全国の学校でモッテモテなのになぁ　ざぁ〜んねん☆ミ」
「知らなくて良かった・・・」

　だって　こんなの知ってたら　絶対死んでる・・・
「きゃぁ♪　アナタ、格好イィ〜☆」

「え・・・そっか。　ありがとう」
「きゃぁ☆　クール&ビューティー　で格好イィって・・・　最ッ高だぉねっ☆」

「ねぇねぇ・・・　亜衣・・・　あたし達の仲間になろうよ」

「ぇ・・・??　仲間・・・って?　亜衣、陸クンと一緒がイィのぉっ!!!!」

「ふふ・・・っ　あら　こっちの味方なのよ?　陸は」

　適当に言ってればこっち来るしね。

「えぇ!?　やっだぁ〜♪　行く行くゥ〜☆」

　やっぱぶりっ子はチョロイなｗ

「陸クゥン♪　亜衣と　超☆ＬＯＶＥ×2　になろぉねッ♪」

　ギュッ・・・♪

「陸・・・愛してるぉ♪」
「俺・・・大ッ嫌い」

　陸キツイ————————!!!!?

「陸・・・もう行こ」「玲美〜　早く早く〜」
「あ　ウン　今行くから」

　ピシャン!!!!

「陸ったら☆　超・照れてるぅ♪」
「陸は照れ屋だから・・・ね??」
「ウン♪」

　上手くいった————————・・・
だから言ったじゃん。　ぶりっ子はチョロイ・・・ってね。