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　２５


「あの〜・・・　先生」

　翼！？

「白鳥が持ってるのって、携帯じゃん！　この学校は、携帯は持って来ちゃダメなハズですけど〜？」


　　もしかして・・・！！


　　　　翼は、コレを狙ったんじゃ！！？



「ちっ、ちがう「何が違うのよ。　　えぇ？？」



　　翼が攻めながら言う。



「あん・・・・・・・・・しょ」

「はぁ〜い？　聞こえましぇ〜んｗ」




　　わざとらしく笑う翼。

　　桃や秋菜も顔がひきつっているが、笑っている。



　　待って・・・。　　ここでコレを言ったら？



　　　もし、違ったら？　　　私が・・・



　　　　私が悪いみたいじゃん！！？



　知らない・・・フリしておこう・・・・・・。



「なんでも・・・　　あり・・・ませ・・・ん」



「今日は勘弁してやるが、もう持ってくるなよ！！」






「はい」







　　　頭の中が、真っ白になる・・・。



まさか、個人情報が・・・　書かれるだなんて。



　　ブブブブブッ・・・


　　マナーモードにしていたので、バルブ音だった。


「・・・！！！！」



　　なんで学校なのに、電話がかかってくるのよっ！




「先生っ・・・　トイレ・・・　行きたいですっ」



「ほう・・・　　いいぞ？」


『鼎っ！　陸っ！！』




　　私は陸と鼎を呼んだ。(合図で)






「はぁ？　掲示板に個人情報〜？」


「うん・・・　　私っ・・・怖い！！」


「やっぱり、翼達しか考えられないだろ！」



　　２人共、翼達がやったって、思ってるみたい・・・。



「うん、私もそう思う・・・」


「誰かに、言おうよ！！！！」

「親？　先生？　誰にするんだ！？」



「でも・・・！　もし、違ったら・・・？」




「「・・・・・・」」



「だから・・・、内緒にしておこうよ」