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　２９


「あらっ？　なんで電源切るの〜？？」



　　いじめっ子・翼の登場。



「学校なんだから・・・　　当たり前じゃん？」



「あ〜ら、そう・・・」

「あ———————————！！」




「「「「！！？」」」」



「ここにおったんか！
　　探したで〜♪」


「さっきの・・・」

「なんや？　翼の友達なん？」


「ちっ　ちが「違う！！！！」


　　翼の大声は廊下全体に響き渡った。


「おいおい、翼〜　どうしたん？？」

「・・・でよ」

「あぁ？　もっとハッキリ言え！」
「こんな負け犬と一緒にしないでよ！！！！」

「負け・・・犬？　なんでやねん」


「だって・・・っ！！　　もういいっっっ！！」


「あっ！？」



　　翼は走っていった。


「ホンマにスンマヘンな〜。
　　昔はええ子やったんやけど・・・」

「あの・・・　　翼の幼馴染・・・ですか？」


「ん？　あぁ、そうやけど・・・　　翼になんかあったんかィ？」


「私・・・を・・・いじめる・・・・・・の」


「ふぅん・・・　　おもろそうやないか」



「え・・・？」

　　“面白そう”？　人がこんなに苦しんでるのに？

「俺もそのいじめ・・・参加させてもらうで！」



「えッ・・・・・・・・・」


「ほな、さいなら〜☆」


　祐一君は、人をいじめるかの様には思えない笑顔で去っていった。


　　ま・・・まさか・・・祐一君・・・も？




　　　　祐一君モイジメニ参加スルノ・・・・・・？