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　⑨

「————最低・・・　虐めなんて」

　えっ!?　この声は————・・・

「柴田・・・鼎さん」「あ　白鳥さん。　大丈夫よ、私はアナタの味方だから」

　柴田さん——・・・　一回も話したことないのに・・・

「柴田さん・・・　ありがとう・・・　私、柴田さんがいたら、大丈夫・・・!!!!」

　柴田さん————・・・　ありがとう!!!!
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「ねぇ・・・　見たでしょ??　アイツ・・・仲間つくったよ」

「許せない・・・!!　ねぇ・・・　柴田って　クラス委員でしょ???」

「・・・そんなのあたし達には関係ない　あたし達はあたし達琉のやり方でいくよ」

「「翼・・・」」「だよねっ!!」「翼の言うとうり☆」
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「ねぇ・・・最近虐めが減ってきたね」

　あ・・・　そういばそうだ　きっと、鼎のおかげだ・・・

「鼎のおかげだよ　ありがとう」
「ふふっ　よかった」

「————あ　私　トイレ。」「あたし、待ってるよ」
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　ジャ——・・・
「スッキリした〜」「あ　白鳥じゃん」

　え　この声は————・・・!!?

「大野さん・・・　何?　私・・・もう負けないから。」

　万引きだって　謝って許してもらえた。
　チャットなんて　どうって事無い!!!!

「今の私に怖いものなんて無いの!!」

「な・・・・・っ　生意気なんだよ!!!」

　ドン!!　「きゃぁ!?」
　うっ・・・　臭っ　「出して!!!!」

「えぇ〜??　何??　なんか言った？」

　クスクスクスクス・・・

「やだっ、人がいるんでしょ!?　誰か!!　誰かっ」

　ザバアアァ・・・　　ポタッ　ポタッ・・・

「汚い・・・水??」「ちょっと翼〜ソレ、トイレの水じゃん」
「やだ　汚い〜」「臭〜ｗ」

「えッ　嘘・・・　鍵が・・・開かない!?」

「あぁ・・・鍵なら、さっきくっ付けたよ?」

　え　じゃぁ・・・一生ココから出られないの???

〜教室〜

「・・・玲美　遅いな・・・　！　まさか、アイツらに・・・!?」

　いる・・・　あの3人は教室にいるし・・・

　キーンコーンカーンコーン・・・
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「〜〜というわけでココはⅩで〜〜」

「・・・玲美・・・・・・」　来ない・・・・・・　おかしい!!!

「———先生っ!　あの・・・　トイレ行っていいですか!?」

「いつも休み時間に行くのに・・・珍しいな・・・いいぞ」

　パタパタパタパタ・・・・

「玲美————?　玲美——??」

「う・・・ひっく　ひっく・・・」
「・・・・・・玲美?」

　この声————・・・　「鼎?　鼎!!!!」
「玲美!!　今、開けるよ!!　う・・・っ」

<あぁ・・・鍵なら、さっきくっ付けたよ?>
　そうか。開かないんだ・・・
「無駄だよ。　私は一生ココで暮らすんだ」

　そう、　一生—————・・・・・・