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　＃３


「やっぱさぁ・・・」

「ん？　どうしたの？　菊花」


　すっごく怒ってる・・・？


「あの、菊音だよ！！　ムカツクでしょ！？」


　菊音ちゃんか・・・・・・


「そっ　そうだね・・・　ムカツクよね〜・・・」


　人の悪口はいけないけど・・・。

皆には嫌われたくない！！！！


「でっしょ〜？？　そうだっ・・・」

「？　どうしたの？　菊花ちゃん」

「あのねっ・・・　菊音をいじめるの・・・」


　いじめ・・・！？　そんなっ、怖い！！


『駄目だよ・・・　人をいじめちゃ・・・』


　言えない・・・　怖い！！　言えない！！


「そう・・・だねっ、面白そうっ！！」


　言っちゃった——————・・・


「じゃあさ、　皆にも言ってくる〜☆」

「うん・・・　いってらっしゃい」



　　　　パタパタパタパタ・・・



　ごめんね？　菊音ちゃん。


　　　ガラッ！！！！

「まじ！？　やったぁ！！」

「美零ちゃんナイスアイデア☆」

「最初は何する？」「そうそう♪」



「え・・・っと・・・・・・っ」



「そうだよっ・・・　最初は水責め・・・っ」


「いいねぇ！！」「私トイレの水持ってくる♪」


　あぁ・・・　言っちゃった！！！！


「あの・・・っ　皆・・・私も　話に混ぜて？」




　　　　「「「菊音！！」」」




「な・・・に？　お話しようよ・・・」

「やっだぁ〜」「え〜？」
「あいにく、手いっぱいなんで〜」


　皆・・・　なんて酷いこと言うの！？


「美零様・・・」


　やだっ、こっちに来ないで——！！！！


「嫌っ！！！！　あっち行って！！」

「え・・・・・・・・・」


　あっ・・・　言っちゃった・・・


「わかりました・・・　さようなら・・・っ」


　　　　　　　　ピシャン！！




ＮＥＸＴ．．．