社会問題小説・評論板
- Re: イジメ 悪いことなの? 是非とも来てくださ〜い ( No.16 )
- 日時: 2010/08/28 17:34
- 名前: トム ◆2bmoujqRHk (ID: 7oU6WS48)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
第七話 崩れる日常
俺らは修学旅行も終わり1週間後にはテスト週間が近づいている。
小野「ねー、菰野。自主練いかねー?」
小野に話しを振られる。
「ああ、オレも大会近いし行くわ。シングルスでもやるか?」
俺らはテニスコートに向かった。
コートには2年の笛寺、名樽がいた。
名樽「菰野さーん。どうしたんすか?」
名樽が話しかける。
菰野「オレ、自主練に着ただけだけど。」
笛寺「そうですか?」
笛寺は疑問そうに思っている。
とりあえず、自主練を目的にしてきたのである
菰野「小野、はじめようぜ。」
オレはラケットを振りかぶり相手コートめがけて鋭い
サーブを打ち込む。しかし小野は、それを見切りオレの逆サイドにストロークを打ち込む。ラリーの応酬は続いた。
・・・
十数分後
菰野「ゲームカウント4−2。オレの勝ちだ。」
オレが小野に言う。
小野「ラスト、もうあと数ミリ弾道が右によってりゃあたしの勝ちやったのに・・・。」
俺らは次の授業が近いため校舎に戻った。
狭川「コモちゃん。おめーどこ行ってた?」
狭川が話しかける。
菰野「いや、オレ、フツーに自主練してたよ。」
狭川「そうか。憲次たちが学習室で待ってるぞ。一緒に行くぞ」
・・・
学習室にて。
そこには憲次と幡多、村田に篠崎、渡部と小野がいた。
小野「菰野、どうして来たの。あたしはさっき香奈とレイに呼ばれたんだけど」
菰野「いや、努が来てくれって言うから、出番のない篠崎と努と憲次のために来た。あ、ごめん。すまない3人とも、ついが口が滑ったがトムが悪い、俺は悪くない。」
3人はオレのほうを睨んでくる
渡部「菰野君、そんなわけないよね?」
渡部が半泣きで話してくる。
菰野「悪いが主語がないから何がなんだかわからん。」
渡部「えーと、遥と付き合ってるって本当なの?」
コメントのしようがない。つうかいきなり確信をつかれても
小野「うん、アタシは菰野と付き合ってるのは本当だよ、京香。」
渡部「私はアンタじゃなくて菰野クンに聞いてるのよ。本当なの?」
言うか
菰野「本当だけど、なんか問題ある?」
---パンパン
狭川「まあ、こういうことだ、お前は現実を受け入れろ。」
この言葉を聴き渡部は泣き出す。
高浜「時間ねーから戻るぞ。」
俺らは渡部を置いて教室に戻った。
ホームルーム終了後。
校内放送「えーと、菰野忠志君、直ちに校長室に来てください。」
オレは呼び出しを受けた。
俺なんか悪いことしたっけ?
校長室にて
校長「そこに座って。」
オレはソファーの上に腰掛ける。
目の前には知らない他校の先生(?)が座っていた。
斉藤「どうも、神野沢学園の斉藤といいます。実は、君を特待生としてウチの学校に来てほしいのです。」
斉藤さんは俺に話しかけた。
菰野「僕を特待で取るというのですか?」
斉藤「いかにも、君は部活で最高で県大会ベスト8、テストにおいても比較的優秀といえる。ウチのテニス部は今年結果が出ねば廃部だ。だから君がほしいのだよ。まあ、詳しいことはこの冊子を見てくれ。」
オレの目の前に1冊の本が出された。
斉藤「ではこれで。」
その男は俺の目の前から去っていった。
第七話完