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卍卍卍卍卍卍卍卍　8

「ちょっと」

希野。

「ぉい」

宇斗。

「あ?」

俺。

「あのさぁ、あの転入生どー?」
「おまえは気に入ったようだな」
「…というかさ…、なんかこっち来てくれそーじゃない?」
「そーか?ていうか奴がはいったとこで変わるのか?」

「そんなこともあるかもよ、」

情報屋の宇斗がこう言うということは何かあるのか?

「希野はそぅおもうんだよな?」

「おぅ!」

すっかり気取ってるな、宇斗様よ______

「俺には、わかる。実は彼女、前の学校で‘いじめ’してたらしい。
　しかも___　まさかのリーダー的存在」

「___ちょっと待て」

宇斗の説明にはおかしいところがあるぜ。

俺達は________

「___俺達は___復習のためにやっている。奴はそうなのか」

「まぁ、それも問題になるけれどね」

今まで見ていた希野が口をひらいた。

「でも___」

話は続く。

　　+++　　

…それを影で見ていたのは___

いや、恐怖の3人にみつかれば何をされるかわからないのに___
　　・・・・
見ていられたのは___

他でもなく___

「___ふふっ___♪」

涼蓮　來霧ただ一人だった。___きっと。

___しかし___影はひとつではなかった___

「…」

あの___唯継　亜梨菜。

そして___涼蓮　來霧の姿がそこにあったのを___

俺達に、知る暇はなかった。

「楽しみね___亜梨菜さん?様付けするべきかしら?」

「…まいりましょう…來霧。」

「羽優___あの子で、また…私達は…」

「一目を気にするのはあの3人と私たちのなかであなただけです」

「気にしますか!」

「参りましょう…」

「・・・」



卍　前後…!

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