社会問題小説・評論板
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.10 )
- 日時: 2010/10/29 19:47
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
七話[全員敵。]
いつまで続くのか分からない私の笑い声。
「あははははははははははははははははははははは」
私は大声でまた笑いだし、まわりの椅子を投げだす。
クラスの女子は叫びながら逃げる。
—————もっと逃げ回れ!
クラスの男子は茫然と突っ立ってる。
—————能無しどもが!
「はぁ、、はぁ、、、はぁ」
笑い疲れた私。
舞ちゃんの方を睨んでやる。
『あ、、、あんた狂ってんじゃない、、の?!』
オドオドしながら言う舞ちゃん。
「あっはは!声震えてるよ?大丈夫?舞ちゃん!」
わざとらしく笑いながら言う。
『っ!な、、なによ!』
それと同時に教室のドアが開いた。
『お前らまだ居たのか!ってなんだこれは!』
担任だ。
すると舞ちゃんは担任の腕を掴み涙目+上目づかいで訴えるように担任に言う。
『百音ちゃんが行き成り椅子投げてきたんですぅ〜』
もう怖くて怖くて・・・。
そう付けくわえる舞ちゃん。
すると担任は行き成り怒鳴り声をあげて言った。
『何してんだ川崎!!さっさと片付けんか馬鹿もの!!』
「っ!お前ら大人に馬鹿って言われる筋合いは無い!!」
私も負けずと叫ぶ。
すると舞ちゃんは優しい声で言う。
『先生。私も百音ちゃんと一緒に片付けますよ』
『でも!』
先生が言う前に舞ちゃんは世界で最悪の言葉を口に出す。
——————だって私達友達ですから————————
はぁ?
すると先生は『あま遅くなるなよ。』とだけ伝えて出て行った。
先生が出ていった瞬間笑い声が上がった。
『舞最高!さっきの演技ちょー良かったぁ!』
柏崎さんが笑い泣きしながら言う。
『舞ってさぁ!先生騙すの上手いよね』
次に斎藤さん。
舞ちゃんはこっちを向きなおし言う。
『仲良く・・・片付けようか。舞ちゃん』
—————————————!!!
ヤバイ。
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい!
私は教室から逃げようとしたけど、腕を掴まれて無駄だった。
腕を掴まれても抵抗しようと試みたが無理だった。
さっきまでキャーキャー言ってた女子達が冷たい目でこっちを見る。
さっきまで茫然と突っ立ってた男子達がニヤニヤしてる。
私は今日。
本当にクラスの人全員を敵に回した。
怖いよ。
こっち見ないで。
もう———————————————殺して!