社会問題小説・評論板
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.11 )
- 日時: 2010/10/29 20:49
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
八話[温かな人]
昨日はひどい苛めにあった。
蹴られて殴られて、また蹴られて————・・・。
女子よりも男子の方が痛い。
当たりまえだね。
今日もまたこのドアを開けなくちゃならない。
嗚呼。
また地獄の一日の始まりだ。
教室の中に入る。
今日もまた昨日の続きみたいだ。
行き成り男子にお腹を殴られた。
その後に女子達が蹴りを入れてくる。
しかも急所ポイントばっかりに・・・。
ガラガラ
ドアを開ける音。
担任が来た。やっと苛めが無くなる————・・・。
ア、、、レ?
何で止めないの?先生来たじゃんか!
先生に助けを求めるような目で見る。
先生は私と目があってすぐ、、、そらした?
ぇ?
何で苛めを見て先生が止めてくれないの?
何で。何で。何で。何で。
———————————ナンデ?
「いや!なんで?なんで?何で?!」
私は泣きながら叫ぶ。
先生が小さな声で呟いた。
『遊びもたいがいに、、、しろ、、、よ』
遊び?
何のこと言ってんの?
すると殴ってた皆は自分の席へと着く。
私は走って教室を飛び出した。
『川崎!』
先生が呼びとめる声も無視して————。
* * *
私は教室を飛び出して屋上へと出た。
屋上は初めてだった。
でもこれで最後。
私はこの屋上で自殺します。
ありがとう。お母さん。お父さん。
私の頬には涙が伝っていく。
『何で泣いてんの?』
「なっ!」
行き成りの声に驚いて、声がした方に視線をずらすと———・・・。
可愛い女の子が居た。
長い髪の毛を二つに結び、携帯を片手に持ち話しかける。
「さ、、、ぼり?」
『あ!?あたし?』
私は彼女の問いに顔をコクコクと頷かせる。
『当ったり前でしょ!授業うけてもつまんないもーん!』
とても明るい女の子。でも行き成り真顔になり問いかける。
『ねぇ。なんでそんなに泣いての?』
真剣な眼差しで見られたためか、私は視線をずらせない。
「関係ないでしょ!私は死ぬんだから!」
『何で下らない自殺なんかすんの?』
その言葉に怒りを覚えた。
「私!苛められてるんだよ!だから————」
死にたくなるに決まってんじゃん!
そう続けたかったけど涙が邪魔して言えなかった。
『あんたが何をされてるのか知らない。別に知るつもりもない。だけどね!あんたが死んで困る人達が居るんだよ!あんたのために泣いてくれる人が居るんだよ!折角生まれた命。大事に生きていきなよ!』
可愛い彼女とは思えない程大きな声。
そして必死な顔。
「っ!私のために、、、誰も、、泣いてくれないんだよ!大切な人達なんか!いないんだもん・・・。」
段々小さくなる。
すると彼女は泣いてる私を——————————。
ソッと抱きしめてくれた。
彼女を見ると泣いてる。
何で私なんかのために泣いてくれるの?
私なんかに抱きついてくれるの?
私は心の中のいろいろな物が合わさって、変な感じになった。
久しぶりに話した人。
それはとてつもなく可愛い子。
そして————————・・・。
温かい人だった—————————————————。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
気づいてると思いますがあとがきが前の話ではありません^^
めんどくさい←
だからこれからも書きませぬ((ぇ