社会問題小説・評論板

Re: ワタシのイキル意味 ( No.2 )
日時: 2010/10/23 12:20
名前: 発戸 (ID: 5kx3QSMp)

一話[玩具任命!]

『おはよう。』
いろいろなところから声がする。
今日は入学式。私のわくわくは止まらない。
自分の教室に急いで駆け込む私。
どんな人達が居るんだろう。それが一番気になったからだ。

ガラガラ
ドアを開けるともう教室にはたくさんの人がいた。
自分の席を見つけて座る。
すると後ろから声をかけられた。
『百音ちゃん?』
後ろを振り向くと女の子が立っていた。
「・・・?」
私は分からず名前札を見ると・・・小柳?!
「ああ!!舞ちゃん?!」
『やっぱりぃ〜!保育園で遊んでた百音ちゃんだぁ』
そう言ってキャハキャハ言う私達。
保育園で大の仲良しだった舞ちゃん。
でも小学校に入ると同時に転校して分かれ離れになった。
久しぶりの友達に会えて嬉しくなってると先生が入ってきた。

     *     *     *

『皆おはよう!このクラスの担任だ。さっそくだが受験したときのテストの順位表を渡すぞ。』
そう言う先生。
この学校は受験の時の順位も発表されるか・・・。
気が重くなってると・・・。
遠くの席の舞ちゃんが口パクで言ってきた。    
『テ・ス・ト・ど・う・だっ・た?』
「ぜ・ん・ぜ・ん・だ・め」
口パクで言う私。
舞ちゃんは自信ありみたいだった。
隣の子から聞いたけど、舞ちゃんは小学校でも頭良いことで有名だったんだって。

順位表が来て私は驚いた。
先生は教室から出て行ってクラスはざわめき始めた。
私が放心状態になっていると———・・・。
『もーねちゃん!どうだった?』
私は無言で順位表を見せる。
すると舞ちゃんの表情が変わった。
「あはは。まさかの一位だよ」
奇蹟だよねー。と一人で呟いてる私。
『何で。』
「ぇ?」
『何でお前が一位なのよ!!』
そう叫ぶ舞ちゃん。
そうだった舞ちゃんは自分より上の人が大嫌いなんだった。
舞ちゃんの成績は2位みたいだ。
「ぇっと・・・舞ちゃん?」
私は恐る恐る聞く。
『お前みたいな奴が一位なんてありえない!何で私より上なんだよ』
舞ちゃんが怒ってる。
コワイ
そんな感情が私の中を回ってる。
すると行き成り舞ちゃんが笑った。
『お前これから———』
私は次の言葉で本当に怖くなった。

————私の玩具に任命する————

「いやぁああああああああああああああああああ!」
教室には歓声と私の叫び声だけが響いていた。

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こんにちは発戸です。
私も一時期苛められていたことがあったんですよ^^;
まさにこんな感じなんですけどね((苦笑

それでは次の更新でお会いしましょうノシ