社会問題小説・評論板
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.3 )
- 日時: 2010/10/24 16:40
- 名前: 発戸 (ID: 5kx3QSMp)
二話[人間じゃないんだ]
ガラガラ
教室のドアを開ける。
本当は怖くて怖くて来たくなかった。
「おはよぅ・・・。」
段々と小さくなる声。
皆が私に向けてる視線は凄く痛い。
無言で自分の席に着き、教科書を机に入れようとしたら———。
「キャァ!!」
行き成り中から蛙が飛び出してきた。
「何で、、、蛙が?」
すると私の席の前に一つの影が出来ていた。
見ると同じクラスの柏崎さんだった。
『おぃカス!何で学校に来たんだよ』
「ぇ・・・。」
すると背中を誰からか蹴られた。
私は態勢が崩れ床に倒れこむ。
「っ!!」
後ろを見ると斎藤さんがニヤニヤしながらこっちを見ていた。
———正確に言うと見下していた。
『泣くの早いんだよ!』
斎藤さんはそう言いながら私を蹴り続ける。
「っ!痛いよぉ。止めてよぉ」
目から大量の涙がこぼれおちてる。
痛い。って言って簡単に止めてくれる子だとは思っていない。
けどやっぱり言ってしまう。
教室の皆は知らないふりをしてる。
馬鹿。
自分が苛められたくないからって——・・・。
『そこまでにしなよ。春。』
そう言って斎藤さんを止めたのは舞ちゃんだった。
「ま、、いちゃん」
詰まりながらも舞ちゃんの名前を口にした瞬間———。
「痛っ!」
足で頭を踏まれた。
その勢いで床で頭を打つ。
頭を打ったせいか頭がクラクラする。
『カスが私の名前を軽々口にしてんじゃねえよ!!』
大きな声が教室に響き渡る。
それを見て何故か教室の皆は笑った。
どうして笑ったりするのさ。
一人でもいいから助けてよ。
・・・ああそうか。
この学校の人達は皆狂ってるのか。
自分たちのストレスを私で発散してるのか。
そうだった私は人間じゃない。
————————————玩具なんだ。
笑わないで見て。
私SOS出してるんだよ。
玩具だけどタスケテって言ってるんだよ。
玩具だからこそ痛いって感じるんだよ。
———————気づいてよ。
先生が来るまで、教室の笑い声は絶えなかった———・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
二話終わりました^^
頭蹴られた後ってクラクラしますよね(・ω・`
私も小説書いてる途中に思い出して泣いてしまいました。
最近涙腺緩いんで(笑
ではでは
またの更新でお会いしましょう^^ノシ