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社会問題小説・評論板
- Re: ワタシのイキル意味 ( No.32 )
- 日時: 2010/12/28 19:42
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
二十一話[存在]
〜彩加視線〜
私は自分の部屋のベッドに寝転んだ。
屋上であすかちゃんと泣いてから何日もたった。
だけど私への苛めは続いた。
その度にあすかちゃんが助けてくれた。
嬉しさ半分
辛さ半分————・・・。
”お前が存在してるからあすかに迷惑までかかってんだ!!”
前に言われた舞ちゃんの言葉が頭をよぎる。
(もし私が此処に居なかったらあすかちゃんは幸せなのかな?)
そんなことまで考えてくるようになった。
あすかちゃんはこの前、私のために泣いてくれた
”死ぬなんてことはしないでょ・・・”
泣きながら言うあすかちゃん。
私のせいであすかちゃん泣いちゃったんだよね?
私のせいで舞ちゃんと喧嘩しちゃったんだよね?
私せいであすかちゃんや皆を傷つけちゃったんだよね
ごめんね
やっぱり私の存在は邪魔なだけだよね
私が居るからいけないんだよね
私って一体何なのだろう
ごめんね
ごめんね
ごめんね
段々涙が溢れてきた。
私はベッドから起き上がりあすかちゃんに手紙を書き出す。
涙を拭き、手紙を持ち部屋を飛び出し母の元へ走っていく。
『あら?彩加帰ってたんならいいなさいよ』
私が苛められてることを知らない母は頭を撫でてくれた。
「ごめんね〜。」
私は笑いながら返事をする。
「あのね!あすかちゃんと遊ぶことになったんだ」
『私も早くそのあすかちゃんって子見たいわ〜』
母はあすかちゃんの事を見たこと無い。
「あのね!その時にコレあすかちゃんに渡して欲しいんだ!」
さっき書いた手紙を母に渡す。
『自分で渡せばいいじゃない?』
「だって恥ずかしいじゃんっ!絶対に見たらいけないからね〜」
そう言ってまた部屋に戻る。
あすかちゃんもお母さんも舞ちゃんも
皆
大好きだよ
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