社会問題小説・評論板

Re: ワタシのイキル意味 ( No.7 )
日時: 2010/10/26 19:35
名前: 発戸 (ID: 5kx3QSMp)

四話[堕ちていけば———]

「———ただいま」
家の玄関を開けながら私は言う。
・・・。
誰も何も答えてくれない。
台所からはいつものように怒鳴り声が聞こえる。
『酒持ってこんか!』
『何よいつもいつも酒って!!』
お父さんの次にお母さんの声が響く。
私達はお父さんとお母さんと私の三人家族。
前は優しかったお父さん。
いつからこんなに酒って言うようになったんだっけ?
私がお母さんたちにもう一回「ただいま」と言っても『うるさい!』と怒られる。
これもいつも通り。
私って居ても居なくてもいいんじゃないかな?

そう考えながら階段を上がる。
私の家は一軒家で、二階に私の部屋がある。
そうだった。
お父さんが会社を辞めてからずっとこんなのが続いてるんだった——・・・。

自分の部屋に入ってから、鞄を放り投げる。
そして制服のままベットに横たわる。
仰向けのまま横たわると、腕からあざが見えた。
「消えない傷。」
今にも消えそうな声でボソリと呟く。
ずっと前に付けられたあざだ。
未だに一階から喧嘩してる声が聞こえる。
まだ続いてるんだなぁ———。
もし私が苛められてる事を親に言ったらどうなるんだろう。
一緒に泣いてくれるかな?
学校に怒りに行くのかな?
一緒にこれから戦ってくれるのかな?
それとも——————————————————

どちらにせよ、私自身が相談できないと思う。
あんな親に相談したところ何が変わるのか。
そう思うと一人で戦う方がいいのかもしれない。
結局私の居場所って何処なのかな?
答えが分からないまま、瞼を閉じる。
すると一瞬にして夢の世界へ・・・。
このまま夢の中に堕ちていけばいいのに。

私が相談できる相手は0人。
私を必要としてくれてる人0人。

私に楽しい未来が待ってる確立————・・・。



—————————0%————————・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

四話も無事終了です(・ω・`
長くて読みづらいとか言わないでください((
長くなってすみません。

それではノシ